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世界一小さいマクドナルドがオープン! ミツバチたちが集まる店舗を作った意図とは?
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  • 2019.05.28
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世界一小さいマクドナルドがオープン! ミツバチたちが集まる店舗を作った意図とは?

文:岩見旦

世界最大級のファストフードチェーン、マクドナルド。赤のバックに黄色の「M」の文字を見ただけで、誰もがマクドナルドと判別することが出来るはずだ。

世界中にはその土地ならではのユニークで珍しいマクドナルドがあるが、こんな店舗は出会ったことがないだろう。世界で最も小さいマクドナルドが、スウェーデンにオープンしたと話題になっている。

世界最小のマクドナルド「McHive」

ミニチュアで再現したマクドナルドの店舗が20日に公開された。ポスターや座席、ドライブスルーはもちろん、金色のアーチなど細部まで忠実に作られている。店舗名は「McHive」。ミツバチがお客さんのマクドナルドで、店舗は巣箱になっている。

スウェーデンには、屋根の上にミツバチの巣箱を設置しているマクドナルドの店舗がある。その取り組みをアピールするため「McHive」は制作されたわけだが、その意図とは何だろうか?

ミツバチが姿を消して、世界的な食料危機に

世界の全農作物4分の3はミツバチなどの生き物によって受粉しており、ミツバチは地球の生態系を健全に機能するための重要な役割を担っている。しかし近年、気候変動や殺虫剤の使用により、ミツバチが世界中のあらゆる場所で同時多発的に姿を消す現象が報告されている。世界的な食糧危機を引き起こす危険性があるとして、問題視されているのだ。

農薬に含まれるネオニコチノイドがミツバチにとって深刻な脅威であるという欧州食品安全機関(EFSA)の報告を受けて、EUは昨年、ミツバチに有害な農薬の使用を禁止する法律を施行した。EUのビテニス・アンドリュカイティス保健・食品安全担当委員は「ミツバチの健康は、生物多様性、食料生産、そして環境に関わっているので、私たちにとって最も重要です」と語っている。

スウェーデンからミツバチ保護を発信

スウェーデンだけでなく、3万7000店舗ある世界中のマクドナルドで、屋根の上にミツバチの巣を作る取り組みが広がったら、ミツバチにとっても私たちにとっても、大きなプラスになるに違いない。

スウェーデンのマクドナルドのマーケティングディレクターであるクリストファー・ロナンブロッド氏は『ADWEEK』に「私たちの持続可能性の取り組みに貢献してくれる熱心なフランチャイズ店がたくさんあります。屋根の上にミツバチの巣を作る素晴らしいアイデアを広げるため、私たちマクドナルドの企業規模を利用出来ることはとても嬉しいです」と明かした。

世界で一番小さな店舗が、世界規模の大きな社会貢献に寄与しているようだ。


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