日本代表戦は、観戦だけでなく家庭の食卓にも変化をもたらしていた
株式会社ライフスケープマーケティングは、首都圏30キロ圏の主婦年齢20歳から72歳の有配偶世帯に属する20歳以上の男女を対象に、スポーツ日本代表戦開催日の飲酒行動に関する調査結果を発表した。
同社が運営する食卓調査データベース 「食MAP®」 を用い、FIFAサッカーワールドカップ、ラグビーワールドカップ、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本戦開催日を分析したところ、いずれの大会でも家庭内飲酒率の上昇が確認されたという。
スポーツの日本代表戦は、テレビや配信で試合を楽しむだけのイベントではない。家族や友人と食卓を囲みながら応援する時間を生み出し、日常の飲酒行動にも影響を及ぼしている。今回の調査は、その変化を 「飲酒誘発指数」 という指標で可視化したものだ。
なかでも高い飲酒誘発効果を示したのが、FIFAサッカーワールドカップである。深夜や早朝の試合が多いにもかかわらず、他の国際大会と比べても家庭内飲酒を動かす力が大きかった。通常であれば、深夜・早朝や日中の試合時間は飲酒行動にとって不利な条件と考えられる。しかし、日本代表への期待や試合への注目度が、その時間帯の制約を上回ったとみられる。
歴代の主要国際大会を比較すると、もっとも高い飲酒誘発指数を示したのは、FIFAサッカーワールドカップ2022年カタール大会だった。日本代表は初戦のドイツ戦を11月23日(水・祝)22時、第2戦のコスタリカ戦を11月27日(日)19時、第3戦のスペイン戦を12月2日(金)4時、決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦を12月6日(火)0時に迎えた。早朝・深夜の試合も含まれていたが、過去の主要国際大会を上回る飲酒誘発効果が確認された。
ラグビーワールドカップでは、2015年大会以降に家庭内飲酒への影響が顕在化した。WBCについては、安定した飲酒需要を生み出していることが分かったという。競技ごとの観戦文化や試合時間、日本代表への期待感の違いが、家庭内での過ごし方にも反映されていると考えられる。
近年は、スポーツ観戦のあり方も変化している。テレビだけでなく、配信を通じてLive観戦する機会が増え、視聴者は自宅にいながらリアルタイムで試合を共有できるようになった。大きな試合の日には、SNSでの応援や家族との観戦、食事や飲酒が一体となり、日常とは異なる 「応援の食卓」 が生まれている。
2026年のFIFAワールドカップを控え、日本代表戦が再び家庭の食卓を動かす可能性は高い。スタジアムやスポーツバーだけでなく、自宅のリビングもまた、歓声と乾杯が生まれる観戦の場になっていく。スポーツイベントが消費行動や食卓の変化にどのような影響をもたらすのか、マーケティングの視点からも注目したい調査結果である。
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スポーツ日本代表戦開催日の家庭内飲酒行動に関する調査
調査対象:首都圏30キロ圏の主婦年齢20歳から72歳の有配偶世帯に属する20歳以上の男女
分析対象:FIFAサッカーワールドカップ、ラグビーワールドカップ、WBCの日本戦開催日
使用データ:食MAP®
発表企業:株式会社ライフスケープマーケティング
発表日:2026年6月8日
株式会社ライフスケープマーケティング
https://www.lifescape-m.co.jp/