CULTURE | 2025/03/11

人には、ジャンクな顔がある。
ムラカミリョウ写真展 「JUNKFOODGIRL®」 が新宿で開催

夢を頬張る人生を体現した約30点の写真作品

FINDERS編集部

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「女性」と「ジャンクフード」が融合

ムラカミリョウによる写真展 「JUNKFOODGIRL®」 が2025年3月15日から29日まで、新宿の北村写真機店B1Fベースメントギャラリーにて開催される。本展は、2023年から始まった 「JUNKFOODGIRL®」 プロジェクトの集大成となるもので、これまで日本各地で開催された個展の展示作品に加え、新たに撮り下ろした作品を含む約30点が展示される予定だ。

「JUNKFOOD (カロリーの高い食べ物)」 「GIRL (女性)」 という一見ミスマッチな組み合わせ。しかし、ムラカミはこの距離感を 「サラリーマンとしての自分」 と 「フォトグラファーとしての自分」 の関係に重ね合わせている。健康や美容を気にすれば避けたいジャンクフード。しかし、そこには抗いがたい 「食べたい」 という欲望がある。夢も同じで、現実を考えれば諦める方が楽かもしれないが、本当にそれでよいのだろうか。

「食べたいなら食べてしまえばいい」

「夢を叶えたいなら、叶えればいい」

そんなシンプルな発想で、女性がジャンクフードを思いっきり頬張る瞬間を切り取った作品が 「JUNKFOODGIRL®」 なのだ。

ムラカミは、世界を駆け回るフォトグラファーになりたいという夢を持ちながらも、現実を考えサラリーマンの道を選んだ。しかし、心の中にモヤモヤが残り続け、何度も自問自答を繰り返した末にたどり着いた答えは、「サラリーマンをしながらフォトグラファーもやればいい」 というものだった。

「人には、ジャンクな顔がある。」  
そう語るムラカミリョウ

「JUNKFOODGIRL(R)」 は、ムラカミ自身の生き方を映し出した作品でもある。好きなものを食べること、やりたいことをやること。それを躊躇するのではなく、思いっきり楽しむことの大切さを伝えたいという想いが込められている。

本展では、これまでの個展で展示された作品に加え、新たに撮り下ろされた作品を含む約30点が展示される。白無垢の装束を着た女性がジャンクフードを頬張る姿など、伝統とポップカルチャーが融合した独特の世界観が楽しめる。

本写真展は、クラウドファンディングで多くの方からの支援を受けて実現した。ムラカミは、「ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。ぜひ会場へ足を運んでいただき、作品を通じてその想いを感じていただければ幸いです」 とコメントしている。

夢を頬張る人生を選んだムラカミリョウの写真展 「JUNKFOODGIRL®」。現代社会における夢と現実の狭間で揺れる人々の心に、新たな視点を投げかける機会となりそうだ。


JUNKFOODGIRL®
日程:2025年3月15日 (土) - 3月29日 (土)
時間:10:00~21:00
会場:北村写真機店 B1F ベースメントギャラリー (東京都新宿区)
住所:東京都新宿区新宿3-26-14 (JR新宿駅東口より徒歩4分)
入場料:無料

公式X (Twitter)
https://x.com/twigrapher

公式Instagram
https://www.instagram.com/sekai_murakami/

クラウドファンディングページ
https://camp-fire.jp/projects/809358/view