CULTURE | 2024/02/23

デジタルスプレー技術を用いた「DIGITAL LEGAL WALL」、アーティストDRAGON76とコラボレーション

2月24~25日、成田空港の巨大ビジョンにてライブペイントを実施

FINDERS編集部

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「Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023」の一貫として実証実験イベントを開催

非言語の越境コンテンツが集積するテックエンターテインメントレーベルHYTEKは、2024年2月24~25日、成田空港において、次世代ウォールアートプロジェクト「DIGITAL LEGAL WALL」の実証実験が行われる。ニューヨークを拠点に活動する世界的アーティストDRAGON76をゲストアーティストとして迎え、国際線出発ロビーの巨大ビジョンにて、デジタルスプレー技術を用いたライブペイントを行う。特殊なデバイスでビジョンに描かれた作品はデジタルデータとしてアーカイブされ、来場者は印刷されたデータをステッカーとして持ち帰る事ができる。

DIGITAL LEGAL WALLとは

パリ、ニューヨーク、ベルリンなどアートが盛んな世界の各地では、アーティスト達が合法的に作品を描くことができる「リーガル・ウォール」と呼ばれる壁面が存在しており、都市とアートが当たり前のように共存している。日本では街の景観維持とアーティストの活動の場の両立は難しいケースが多く、若手アーティスト等が自由に表現し、刺激を受ける成長の場は整備されていないと言われている。 そこでデジタル技術を用い、壁面にインクをつけることなくアートを描くことを可能にする「DIGITAL LEGAL WALL PROJECT」が開始された。

プロジェクションにより、通常は規制で描くことができない壁面への表現を可能にし、作品とそのプロセスもデジタルでアーカイブされる。過去描かれていた作品など時系列を超えた鑑賞を可能にするのと共に、描写ノウハウの継承にも寄与。壁を超えて国を跨ぎ、遠隔地からの共同ライブペイントも可能。デジタルデータの販売でアーティストの新たな収益源を作り出すことも期待されている。

DIGITAL LEGAL WALL -Introduction Video-

DRAGON76
滋賀県生まれ。 2016年より拠点をニューヨークに移し、ストリートアートをベースとした壁画アーティストとして活動。過去と未来、静と動、正義と悪など、相反するものの共存をテーマに作品を制作し、作風は常に進化し続けている。これまでに手掛けた最大の壁画は 256 フィート x 53 フィートで、2021 年にテキサス州ヒューストンで国連の委託を受けて制作された。NYのワールドトレードセンターはじめ、アメリカ48 か所で壁画を残す。 ART BATTLE NYで3度優勝、2018年US CHAMPIONSHIPで優勝し初代全米チャンピオンとなる。New EraやXLarge、G-Shockなどのブランドとコラボレーションも数多くしている。 また、自身のアイデンティティである日本の伝統的な侍を現代風にアップデートしたオリジナルキャラクター玩具「DR76」は数分で完売した。

ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト「DRAGON76」

開催概要

日時:
2/24 Sat. 1400-1800 LIVE PAINT / 1800-2000 Stickers Gifting
2/25 Sun. 1400-1800 LIVE PAINT / 1800-1900 Stickers Gifting

場所:
〒282-0011 千葉県成田市古込1−1 成田国際空港 第1ターミナル北ウィング4階

Narita Airport OPEN INNOVATION PROGRAM 2023

HYTEK