鎌倉武士の古戦場から工業地帯まで、重層的な房総半島を舞台にした芸術祭が始まる
房総半島といえば夕陽や海水浴場のイメージが強いが、この地には鎌倉時代に勢力を広げた武家の歴史や古墳文化が花開いた古代の記憶、そして近代以降に築かれた工業地帯や住宅地としての顔も重なっている。千葉県の市原市・木更津市・大多喜町の2市1町を舞台に、2027年3月6日(土)から5月30日(日)まで開催される「房総国際芸術祭 アート×ミックス2027」は、この重層的な土地そのものを作品の舞台にする芸術祭である。
テーマは「五感全開、旅する房総-みんなの美術工房-」。来場者は鉄道や車、自転車、徒歩など自分の移動手段を選びながら、2市1町に点在する会場を巡っていく。里山の風景や工業施設、歴史的な街並みがそのまま展示空間となり、半島を移動すること自体が作品を体験する過程の一部になる構成だ。
このチケットは、株式会社The Chain Museumが運営するアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」にて2026年10月30日より販売が始まった。前売券は2027年3月5日まで購入可能で、会期中よりも割安な価格で入手できる。
小林武史×北川フラムが率いる創作体制、90組規模のアーティストが集結
芸術祭の総合プロデューサーは、木更津市の複合施設「クルックフィールズ」を立ち上げた音楽家の小林武史が務める。総合ディレクターにはアートディレクターの北川フラムが就き、アートディレクターを豊福亮、デザインディレクターを長嶋りかこが担う体制だ。常設作品が国内外31組、新作・新展開作品が59組と、合計90組規模のアーティストが参加する見込みである。
会場では作家の滞在制作やシンポジウム、ワークショップも予定されている。「みんなの美術工房」という構想のもと、完成した作品を見せるだけでなく、ものづくりの過程そのものを見せる場づくりが意識されている点が特徴だ。各エリアの食施設と連携した地産地消メニューの開発も進められ、作品鑑賞だけでなく食を通じた地域との交流も楽しめる内容になっている。
チケットは、前売(〜2027年3月5日)が大人(19歳以上)3,000円、中人(16〜18歳)1,000円、会期中(2027年3月6日〜5月30日)は大人3,500円、中人1,500円で、15歳以下の小人は無料である。いずれも会期中の対象作品・施設を鑑賞できる「作品鑑賞パスポート」で、オンラインで購入した場合は会場のインフォメーションセンターでの引き換えが必要になる。
鎌倉時代から工業化の時代までを重ねてきた房総の風土を、半島を旅しながら体で味わえる芸術祭である。歴史と産業が共存する土地のありように触れてみたい人は、来春の旅先の候補としてチェックしておきたい。
房総国際芸術祭 アート×ミックス2027
テーマ:五感全開、旅する房総-みんなの美術工房-
会期:2027年3月6日(土)〜5月30日(日)(火・水曜定休、GWは除く、64日間)
会場:千葉県市原市・木更津市・大多喜町の各地
主催:房総国際芸術祭実行委員会(千葉県・市原市・木更津市・大多喜町)
総合プロデューサー:小林武史(音楽家)
総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
チケット料金:前売(〜2027年3月5日):大人(19歳以上)3,000円/中人(16〜18歳)1,000円/小人(15歳以下)無料、会期中(2027年3月6日〜5月30日):大人3,500円/中人1,500円/小人無料
公式サイト
https://boso-artmix.com/