CULTURE | 2024/12/09

「ハラカドオリジナル」 なピッツェリアを築く
ナポリピッツァの名店
「ピッツェリア チーロ ハラカド店」 の挑戦

連載:東急プラザ原宿「ハラカド」で原宿のカルチャーを紐解くインタビュー企画
 「ハラカドノカドデ」

聞き手・文・写真:藤田琢己(J-WAVEナビゲーター) 編集:カトウワタル(FINDERS編集部)

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伝統のこだわりに新しいアイデアを加えて支持を得るPizzeria CIROハラカド店

原宿の中心にある東急プラザ「ハラカド」に集まる様々な方に、FMラジオ局 J-WAVEでナビゲーターを務める藤田琢己がインタビューするFINDERSの連載企画「ハラカドノカドデ」。 今回登場いただくのは、6Fフードエリアにある本格的なナポリピッツァが楽しめる 「Pizzeria CIRO  ハラカド店」 の高橋さんです。

インタビューの様子は、PODCAST  番組でも公開されているので、合わせて楽しんでいただきたい。

-- Pizzeria CIRO 原宿店の運営をしているアクロテーブル高橋さんにお話を伺います。 よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

-- 元々なじみのあった方、どこかの店舗を利用されていた方もいると思いますが、原宿店はまた違ったお話しが伺えるような店舗作りなんじゃないかと思って高橋さんお呼びいたしました。まずハラカドにお店を構えるに至った経緯はどんなところからだったんですか?

うちの店は東中野店と、桜新町、東武練馬店があって、原宿が4店舗目になるんですけども、桜新町店の方に東急さんがお食事に来てくださって、そこで気に入っていただいたのが、2年前とかですかね。 お声がかかって、やりましょうとなりました。

-- それも二つ返事だったんすか。

二つ返事…、二つ返事ですかね。 あ、今2回、二つ返事しました(笑)

-- 入れてきますねぇ(笑) 他の店では椅子があってゆっくりできる作りですが、ここはいわゆるテイクアウトですよね。

そうですね。 他の店は昔ながらのピッツェリアで、規模も小さくて、大衆食堂的な感じの雰囲気のお店作りをしてるんですけど、原宿店の方はナポリの街並みにある、ショーケースとかが店頭にあって、そこでお惣菜とかピザを渡すようなお店など想像できるかと思うんですけど、そういったイメージを目指していて。

新しい街 「ハラカド」 だからこそ、伝統的なものを新しいデザインで表現したい。

ピッツェリアにしては珍しい店構えのデザイン。テイクアウトのボックスも新しさを強調した薄水色のボックスを採用している。

-- なるほど、ピッツェリアといえば、椅子に座って食べる文化もあるし、カウンターで注文してササッとくるんでくれて渡される、お肉屋さんとかパン屋さんとか、そういうカウンターで買う文化もまたナポリにあると…

あるんです。

-- なるほど

そういうところは紙包みに入れたちっちゃいピザだったり、東中野店の名物で出しているような揚げたピザ、ピッツァ・フリッタを紙で包んだり、普通の丸いピッツァだったら半分に折って包んでお渡しするっていう、専門店のようなものがあるんですね。

ナポリピッツァのお店のフランクさ、 自由度の高さっていうのを原宿店で目指している感じですね。

-- なるほど。 だから、5階の椅子のある場所ではなく、6階のいわゆるフードコートのような状態のいろんなお店が並んでいるところに入ってきたということなんですね。今日、実はこのインタビューのためにテイクアウトのピッツァを持ってきてくださいました。

これが賄賂ってやつですね(笑)

このテイクアウト用の箱も原宿店だけなんですよ!他の3店舗ではイタリアからの輸入品の箱を使ってるんですけど、こちらは僕がデザインを考えて作った箱になってます。

-- このブルーがまたいい!ピッツァの箱のパッケージと言えばソースとかサラミの赤、だったり、イタリアンな白ベースに緑、赤が入ってたりしている中で、これは綺麗な薄水色ですね。

そうですね。箱って結構オリジナルを作ってるお店はあるんですけど、さっきおっしゃっていた赤や、ナポリブルーっていう深いブルーがあるんですけど、これは僕の原宿店に対する思いなんですが、伝統的なものを新しいパッケージングで出せないかって思って自分でデザインしました。

伝統的なピッツァに原宿らしいカスタマイズを加えたオリジナルメニュー

音楽やファッションが好きでリスペクトを込めて伝統のピッツァに原宿らしさを加えているという高橋さん

-- メニューの方はどうですか。

メニューもオープニングのとき、これでいけるだろうっていうメニューで始めましたが、今は客層とかも実感してみて、7月ぐらいから変えてみてニーズに応えられてはいるんじゃないかなって思います。今うちでハート型のピザがあって。 丸くしないでハート型に生地を作って、その上にトッピングするっていう 「アモーレ」 愛っていう意味のピザなんですけど。

バレンタインのときとかって、はいよくピッツェリアとか何かサービスがあったりするんですよ。僕も1回スタッフの賄いで、こんなのやられるよって、誕生日の子にハート型のピザを作ってあげたんです。そうしたら、「かわいい!」 ってなって。これグランドメニューでやったらいけそうだと思う?って聞いたら絶対楽しいですよ!って言ってもらって、お客さんも視覚的に楽しめるのがよいなと。それに加えて「アメリカーナ」っていう チーズベースでソーセージとバジル、モッツァレラが乗っているんですが、さらにフライドポテトが山盛りに上に乗っかってるっていうピザがあるんです。

-- すごいメニューですね。

それがやっぱり人気なんですよね。

-- そう考えると、このボックスもそうだし、セレクトされたメニューもそうだし、系列店とはいえ、かなりカスタマイズされたのが原宿店なんですね。

我々の味を新しい感覚で楽しめるっていう意味では、やっぱり原宿店も選んでもらいたいなっていう気持ちがあります。

-- 原宿っていうキーワード、意識はありますか?

僕も思い入れというか、原宿ってファッションや音楽が結構好きなんで、原宿、渋谷、代官山とか、行くじゃないですか?

-- はい。

そういう好きなエリアというところもあるので、特別なことをやりたいなっていう気持ちになるんですよね。

-- 高橋さんのいろんな思いやリスペクトがこの原宿店のいろんなところに現れてしまってる…

出ちゃってますね(笑)

以下、ポッドキャスト本編に続く

Pizzeria CIRO ハラカド店が目指すコミュニティに根ざすピッツェリアとしてのコミュニケーションの形とは?https://arrtsidecast.podcast.sonicbowl.cloud/podcast/harakadonokadode/episode/pizzeria-ciro/


ピッツェリア チーロ ハラカド店
渋谷区神宮前6-31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」 6F 営業時間:11:00-23:00(商業施設の営業時間に準じる) TEL:03-6434-1160

 ハラカド店公式Webサイト:https://www.tokyu-plaza.com/harakado/

藤田琢己
公式Webサイト
https://takumifujita.net/

ハラカドに誕生したラジオ局
J-WAVEによる本格的な音声収録スタジオ J-WAVE ARRTSIDE CAST
https://www.j-wave.co.jp/arrtsidecast/