星ではなく「鍵」の数で測る、世界79デスティネーション470軒の新たな輝き
星の数ではなく「鍵」の数で、世界のホテルの魅力を測る――そんな新しい物差しが、また一段と充実した。日本ミシュランタイヤは2026年9月18日(金)、フランス時間14:00(日本時間21:00)に「ミシュランガイドホテルセレクション2026」を発表し、世界79デスティネーションから計470軒のホテルが新たにミシュランキーの評価対象に加わった。うち10デスティネーションは今回が初めての選出となる。
ミシュランキーは、レストランのミシュランスターとは別に、宿泊施設の質を「鍵」の数で表す評価制度である。1ミシュランキーは「特別な滞在」、2ミシュランキーは「素晴らしい滞在」、3ミシュランキーは「最上級の滞在」を意味し、ミシュランガイドインターナショナルディレクターのグウェンダル・プレネック氏は、今回のセレクションを「2回目となるグローバル ミシュランキー セレクション」と位置づけている。今回の発表により、世界のミシュランキーホテルは合計2,832軒となった。内訳は3ミシュランキーが155軒、2ミシュランキーが657軒、1ミシュランキーが2,020軒で、18軒が新たに3ミシュランキーを獲得し、84軒が評価を引き上げた。
新規選出が最も多かったのは欧州とアジアで、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スペイン、イギリス、中国、インド、インドネシア、日本、タイ、サウジアラビアなどで大きな伸びが見られたという。一方、アルメニア、ベナン、ボツワナ、カザフスタン、リヒテンシュタイン、モンゴル、ミャンマー、ルワンダ、スロバキア、ジンバブエの10か国・地域は今回が初のミシュランキー対象となり、評価の対象地域は着実に広がっている。
スパを超えるウェルネス、海上のラグジュアリー――インスペクターが見る宿泊業界の潮流
プレネック氏は今回の発表について、ホスピタリティ業界が力強い進化を続けていることを示すものだと述べている。先見性を持つ独立系ホテルが業界の革新を牽引し、大手ホテルグループによる投資もその変化を後押ししているという。
今回はあわせて4つの特別アワードも発表された。建築美を評価する「ミシュランアーキテクチャー&デザインアワード」はサウジアラビアのDesert Rock Resort、心身のウェルネス体験を評価する「ミシュランウェルネスアワード」はドイツのSchloss Elmau Luxury Spa Retreat & Cultural Hideaway、開業初年度の存在感を評価する「ミシュランオープニング・オブ・ザ・イヤーアワード」はイタリア・ベネチアのAirelles Palladio、地域との結びつきを評価する「ミシュランローカルゲートウェイアワード」は南アフリカのLondolozi Game Reserveがそれぞれ受賞した。
ミシュランガイドのインスペクターは、旅行者の価値観の変化にも注目している。一つの土地にじっくり滞在する旅、ビジネスとレジャーの境界が曖昧になる旅のスタイル、プライベートヴィラなど従来の枠を超えたラグジュアリーの再定義、スパにとどまらない多面的なウェルネス体験、さらにはFour Seasons YachtsやThe Ritz-Carlton Yacht Collectionといった海上のホスピタリティまで、宿泊のあり方は多様化しているという。出張と休暇の境界が揺らぐ今、こうした評価軸の広がりは、次の滞在先を選ぶ際の新しい視点を与えてくれる。
ミシュランガイドホテルセレクション2026
発表日:2026年9月18日(金)(フランス時間14:00・日本時間21:00)
発表主体:ミシュランガイド(日本ミシュランタイヤ株式会社)
対象:世界79デスティネーション、9,400軒超のホテルセレクション
新規選出:470軒(うち10デスティネーションが初選出)
ミシュランキー総数:2,832軒(3ミシュランキー155軒・2ミシュランキー657軒・1ミシュランキー2,020軒)
ミシュランガイド公式ウェブサイト
https://guide.michelin.com/jp/ja/hotels