命日に蘇る伝説のライブ、劇場で観られるのはこれが最後
タイムカプセルのようによみがえった伝説のロック・コンサートを、劇場の大画面と大音響で味わえる機会は、残りわずかだ。クイーンが「鉄のカーテン」の向こう側のファンと初めて同じ空間を共有した伝説のライブ映像を、『ロード・オブ・ザ・リング』などで知られる映像作家ピーター・ジャクソン率いるポストプロダクション・チームが4Kレストアし、劇場体験用によみがえらせたのが『クイーン:ブダペスト』である。ブライアン・メイは、当時のファンについて「クイーンの音楽を違法カセットテープで聴くことしかできなかった」と振り返っており、この一夜が持つ歴史的な重みを物語っている。
配給元のカルチャヴィル合同会社は、フレディ・マーキュリーの35回目の命日となる2026年11月24日(火)に、109シネマズ プレミアム新宿をはじめ全国の劇場で本作の<メモリアル特別上映>を実施すると発表した。上映期間は劇場ごとに異なり、109シネマズ プレミアム新宿では11月13日(金)から11月26日(木)まで公開されるなど、前後して上映する劇場もある。本作の日本国内での上映権利は12月4日に終了するため、スクリーンで鑑賞できるのはこれが見納めの機会となる。
メモリアル特別上映の来場者には、会場限定の特製クリアファイル(A5サイズ)が先着で配布される(各劇場1名につき1枚、上映初回から配布を開始し、数量限定でなくなり次第終了)。立川シネマシティでは11月24日の上映前に、ディレクター・プロデューサーの立川直樹と元クイーン・ディレクターの松林天平によるトークイベントが行われる予定だ。兵庫県の塚口サンサン劇場では11月22日に、観客が立ってコンサートのように歌い踊れる「オールスタンディング・ライブスタイル上映」も予定されている。鑑賞料金は3,000円一律だが、IMAXやドルビーアトモスなど特別な規格のスクリーンでは追加料金が発生する場合がある。
スタジオ・チームによる新リミックスと、自宅でも味わえるフィジカル展開
今回のレストアは映像だけでなく、音にも大きく手が加えられている。サウンドはクイーンのスタジオ・チームが、オリジナルのマルチトラックから新たにリミックスを施したものだ。ブライアン・メイは「映像は驚くほど鮮明で、そのクオリティには息を飲むほど。サウンドにも、最高水準のリストアを施すことができた」と手応えを語る。レストアを手がけたピーター・ジャクソンも「音楽史に燦然と輝く瞬間に、新たな命を吹き込むことができた」とコメントしている。クイーンの公式YouTubeチャンネルでは、4Kレストアのビフォーアフター動画も公開されており、修復によって映像がどれほど鮮明に生まれ変わったかを確認できる。
『クイーン:ブダペスト』は11月6日、ソニーミュージックよりブルーレイ、DVD、2CD、デジタル配信、3枚組アナログLPのマルチフォーマットで発売されている。ブルーレイと2CDの2形態は国内盤がリリースされ、3LPは日本限定の帯付き仕様だ。合わせてソニーミュージックの特設サイトでは、クイーンが時代や世代を超えて愛され続ける理由を解説する「クイーン入門」ページも公開されており、本作をきっかけにバンドの軌跡を振り返るのにも適している。
フレディ・マーキュリーの生誕80周年、クイーン結成55周年という節目の年に、命日の劇場で伝説のライブに立ち会えるのは特別な体験だ。かつて「鉄のカーテン」の向こうで音楽に飢えていたファンたちが味わった熱狂を、最新の映像技術で追体験したい人は、12月4日までのわずかな上映期間のうちに、会場へ足を運んでみてはいかがだろう。
『クイーン:ブダペスト』フレディ・マーキュリー メモリアル特別上映
上映日:2026年11月24日(火)〔フレディ・マーキュリー35回目の命日〕※劇場により上映期間が異なる(例: 109シネマズ プレミアム新宿は11月13日(金)〜11月26日(木))
会場:109シネマズ プレミアム新宿ほか全国の劇場
鑑賞料金:3,000円一律(IMAX・ドルビーアトモス等特別規格スクリーンはアップチャージあり)
来場者特典:会場限定特製クリアファイル(A5サイズ、先着順・各劇場1名につき1枚、数量限定でなくなり次第終了)
日本国内上映権利終了日:2026年12月4日
配給:カルチャヴィル合同会社
公式サイト
https://www.culture-ville.jp/queen