光と影が重なる一夜、「響」が見せる人と自然の響き合う空間
ウイスキーのボトルが、一夜だけ建築的な空間へと姿を変える。10月31日に開催される「六本木アートナイト2026」の会場には、サントリーウイスキー「響」が手がける体感型インスタレーション「HIBIKI in RESONANCE」が出現する。会場となる六本木ヒルズ大屋根プラザには、「響」の象徴である24面体ボトルをイメージした巨大スクリーンが設置され、刻々と移り変わる光や自然の表情が映し出される。来場者はその内側に足を踏み込み、変化する風景の中に身を置くことで、ブランドが掲げる「人と自然と響きあう」という思想を体感できる。
巨大スクリーンの内側に身を置いた来場者は、絶えず変化する光や空、自然の表情に包まれる。一方、外側からは、会場に集う人々の姿がひとつの影として映し出される仕掛けになっている。内と外、人と自然、そしてその場に居合わせた人同士の関係が重なり合うことで、二度と同じ形では再現されない一夜限りの風景が立ち現れる。
プロダクトとしてのウイスキーを、建築的なインスタレーションへと拡張するこの試みは、モノづくりの思想を体験としてどう伝えるかという、ブランディングの手法としても興味深い。単なる商品展示ではなく、来場者自身がその世界の一部となる設計は、体験価値を軸にしたコミュニケーションの実践例だといえる。
数十種の原酒から3種を厳選、ブレンドという技術をその場で味わう
会場では、スパークリングやハイボール、水割り、ストレートといった定番の提供に加え、イベント限定となる「響 原酒3種飲み比べセット」も用意される。「響」は、異なる個性を持つ数十種類以上の原酒を、日本のブレンダーが持つ繊細な感性と技によって重ね合わせ、ひとつの調和へと導くことで生まれるブレンデッドウイスキーである。今回のセットでは、その中でも特に特徴的な3種類の原酒を、完成したブレンドと合わせて味わえる。
単体では個性の強い原酒が、ブレンドによって調和のとれた一杯へと変化していく過程を体感できる点が、このセットの核心だ。日本の水や気候、四季という自然の営みが育てた原酒と、それを見極めながらひとつの味へ導いていく人間の技。両者が響き合うことで生まれる「響」らしいものづくりの思想を、飲み比べという体験を通じて理解できる構成になっている。価格はすべて税込で、響Japanese Harmonyは各800円から、原酒3種飲み比べセットは1,800円。数量限定・先着順で響21年ストレート(30ml、5,000円)、響30年ストレート(30ml、30,000円)も提供され、普段あまり味わう機会のない上位ラインに触れられる機会にもなっている。
「響」を象徴するボトルは、日本の一年をさらに細やかに区切る二十四節気を表現した24面体のガラス容器である。24の面に光が入り込み、見る角度や時間帯によって異なる表情を見せるつくりには、移ろう季節や時間を慈しむ日本的な感性が込められている。
ラベルには、古くから暮らしや文化に根づいてきた越前和紙が使われている。和紙アーティストの堀木エリ子氏が手がける素材の風合いが、自然や季節の細やかな変化に美を見出してきた美意識を伝えている。今回のインスタレーションは、この24面のボトルが持つ思想を24面のスクリーンによる空間へと拡張したものであり、プロダクトのデザインがそのまま空間体験に変換されている点が見どころだ。
ボトルという工業製品に込められたデザイン哲学が、一夜限りの建築的な体験として立ち現れる。言葉で説明されるよりも先に、その場に身を置くことで「響」が大切にしてきた時間感覚や美意識を肌で感じ取れる構成になっている。六本木という都市の真ん中で、自然の移ろいとものづくりの思想に触れられるこの一夜限りの体験に、足を運んでみてはいかがだろう。
HIBIKI in RESONANCE
(開催イベント:六本木アートナイト2026)
会期:2026年10月31日(土) 17:00〜翌3:00
会場:六本木ヒルズ大屋根プラザ
入場料:無料(飲食は別途)
主な提供メニュー:響Japanese Harmony各800円(スパークリング/ハイボール/水割り/ストレート)、響 原酒3種飲み比べセット1,800円、響21年ストレート5,000円(数量限定・先着順)、響30年ストレート30,000円(数量限定・先着順)、すべて税込
公式サイト
https://www.suntory.co.jp/whisky/hibiki/