BUSINESS | 2025/09/16

エンタメ業界に革新をもたらす 「CAST+」 制作者と俳優を結ぶ新サービス始動

キャスティング業務を効率化するDX基盤が登場

FINDERS編集部

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現場の声から生まれたキャスティングDX 「CAST+」 の可能性

株式会社Virtual Wallは2025年9月10日(水)、エンタメ業界特化型マッチングプラットフォーム 「CAST+(キャスタス)」 の提供を開始した。映画やドラマ、テレビ番組などの配役決定を担うキャスティング業務をデジタル化し、制作者と芸能事務所、そして俳優をスムーズにつなぐ仕組みを実現する。公式サイトではサービス開始にあわせ、関係者によるスペシャルインタビューも公開されている。

キャスティングはこれまで経験や人脈に大きく依存し、募集や候補者管理に多大な労力がかかってきた。 「CAST+」 はその前提を尊重しながら、出演者募集の公開、詳細条件によるキャスト検索、非公開案件での個別オファー、選考進捗管理、マッチング後の専用チャットといった機能をワンストップで提供する。芸能事務所は案件検索やエントリー、プロフィール管理を効率化でき、俳優はマネージャー承認のもとでプロフィール更新や検索キーワード動向の閲覧が可能となり、オファー獲得機会を広げる。

このサービスは、現役俳優や映像制作プロデューサーの 「俳優により多くのチャンスを」 「現場やマネージャーの負担を減らしたい」 「制作現場と事務所の新しい出会いをつくりたい」 という声から着想を得ている。企画構想の段階から芸能事務所、映画制作会社、テレビ局、広告代理店、キャスティング会社など多様な立場の関係者の意見を取り入れ、日本のエンタメ業界のインフラとなることを視野に開発を進めてきた。

今後は契約や支払いといった事務処理の効率化、意思決定を助けるレコメンド機能の追加など、さらなる拡張も予定している。当面は全機能を無料で利用可能とし、ユーザーからのフィードバックを取り込みながら改善を重ねる方針だ。 「めんどう」 を 「かんどう」 に変えることを掲げる 「CAST+」 は、制作現場の作法を刷新し、作品づくりの質と可能性を大きく広げていくことが期待されている。


CAST+(キャスタス)
https://castas.jp/

株式会社Virtual Wall
https://vwall.co.jp/