日本科学未来館の人気展示 ｢ジオ･コスモス｣ をいつでも、どこからでも
日本科学未来館は、地球の姿を映し出すシンボル展示 ｢ジオ･コスモス｣ や地球に関するデータに自由にアクセスできる常設展示 ｢ジオ･スコープ｣ を、いつでも、どこからでもオンラインで体験できるWEBサイト ｢ジオ･オンライン｣ を一般公開した。またジオ･スコープには ｢探究モード｣ を追加し、中学・高等学校の探究学習で活用することができる。
｢ジオ･コスモス｣ は、未来館のシンボルである常設展示。直径6メートルの球体ディスプレイで、実際の気象衛星の観測データからつくられた雲の映像などを映し出し、刻々と変化する地球のリアルな姿を実感できる人気展示だ。今回リリースされた ｢ジオ･コスモス オンライン｣ は、この ｢ジオ･コスモス｣ と同じように地球の上空を流れる雲の動きを、気象衛星の観測データをもとに映し出す。データは毎日更新され、過去7日間の雲の動きをみることができ、地球を回転させたり、任意の場所を拡大・縮小させたりすることができ、好きな視点で思いのままに ｢ジオ･コスモス｣ を楽しむことができる。
また、今年4月に ｢変わり続ける地球｣ をテーマにリニューアルした世界の研究機関から提供されたさまざまな地球に関するデータをわかりやすくビジュアライズ(視覚化)した常設展示 ｢ジオ･スコープ｣ もいつでもオンラインで体験することができる。気候変動や地球環境の未来予測などに加え、ビッグマックの価格変動など人間の活動も加えた20種類のデータにアクセス可能となっている。
さらに、｢ジオ･スコープ 探究モード｣ では、高等学校での ｢総合的な探究の時間｣ や中学校 ｢総合的な学習の時間｣(探究学習)で活用することを想定したモードも備えられている。画面に表示される専用のワークシートに沿って20種類のデータをじっくり見ていくことで、探究学習の最初のステップである ｢課題の設定｣ につなげていくという。指導者用に3時間分の学習展開例も用意されており、｢課題設定｣ に向けた ｢情報の収集｣、｢整理･分析｣、｢まとめ･発表｣ のプロセスが体験できる。
ぜひ、｢ジオ･オンライン｣ にアクセスして、ありのままの地球の姿を体感してみて欲しい。
ジオ･オンライン
https://gs-online.miraikan.jst.go.jp/
日本科学未来館
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