甲板にこたつ、冬の三河湾を渡る「日本初」のクルーズ体験
厳冬期のクルーズと聞くと、暖かい船室にこもって窓越しに景色を眺める時間を思い浮かべる人も多いだろう。だが愛知県西尾市の「三河湾リゾートリンクス」が運航するクルーズ船「MARINE LINX」は、その常識を変える体験を提供する。船上デッキに設置された本物のこたつに入りながら、360度に広がる三河湾の絶景と、ウミネコやカモメ、スナメリとの出会いを楽しめる「三河湾こたつDEクルーズ」が、2026年11月13日(金)から2027年4月11日(日)まで、冬季限定で運航される。
営業旅客船の屋外デッキにこたつを設置する試みは、同社調べで日本初だという(2025年10月調べ)。昨年の運航期間中には天候による一部欠航もあったが、約1,800人が乗船した実績があり、今年も同じ趣向で冬の船旅を提案する形だ。
運航はサンセットクルーズ(16:00〜17:00、金〜日運航)と、デイクルーズ(11:00〜12:00、日曜のみ運航)の2種類。デイクルーズでは運が良ければウミネコやカモメ、スナメリの姿に出会えることもあり、海の生き物を間近に感じられる時間になっている。サンセットクルーズでは、ペンライトを使ってホテルのゲストやスタッフと乗船客がコミュニケーションを取る企画も予定されており、陸と海をつなぐ演出として注目したい。
寒さで船室にこもりがちだった冬の課題から生まれた、こたつという発想
この企画が生まれた背景には、冬のクルーズ特有の課題があった。三河湾は空気が澄む冬場、夕日が湾に沈む光景や満天の星空が一年でもっとも美しく見える季節だが、気温の低さから多くの乗客が船室内にとどまり、デッキでその景色を楽しむ時間が短くなっていたという。そこで三河湾リゾートリンクスは、日本の冬の風物詩であるこたつを屋外デッキに持ち込むことで、暖かさと開放感を両立させる発想に至った。
乗船料金は大人2,750円、小人2,200円、幼児1,500円(いずれも税込、乗船料のみで飲食代は別)で、ホテルに宿泊しない人でも利用できる。予約は公式ウェブサイトまたは予約センター(0563-32-3720、受付は月〜土9:00〜18:00)で受け付ける。こたつクルーズと夕朝食をセットにした宿泊プランも用意されており、クルーズの後には三河湾を一望する露天風呂や、かに・地元銘柄豚のローストポークなどを揃えたビュッフェで旅の続きを楽しむこともできる。
冬の海を遠くから眺めるだけでなく、こたつに入りながら潮風とともに過ごす時間は、これまでのクルーズ体験とは一線を画す。寒さを理由に外に出るのを諦めていた人にとって、この冬は三河湾でしか味わえない景色との向き合い方を見つける機会になりそうだ。
三河湾こたつDEクルーズ
運航期間:2026年11月13日(金)〜2027年4月11日(日)の金曜〜日曜
運航スケジュール:サンセットクルーズ 16:00〜17:00(金〜日運航)、デイクルーズ 11:00〜12:00(日曜のみ運航)
発着:三河湾リゾートリンクス(愛知県西尾市吉良町宮崎中道下15)
料金:大人2,750円、小人2,200円、幼児1,500円(いずれも税込・乗船料のみ、飲食代別)
予約方法:公式ウェブサイトまたは予約センター(0563-32-3720、受付:月〜土9:00〜18:00)
運営:株式会社三河湾リゾートリンクス
公式サイト
https://www.linx-xspa.co.jp