ヤマハデザイン研究所の設立60周年記念展示が3日間限定で開催。日本初公開の新作や20年分のプロトタイプのアーカイブが展示

文：FINDERS編集部

「ヤマハのデザイナーならでは」が反映された作品の数々

ヤマハのデザイン部門を担当する、デザイン研究所の設立60周年を記念した企画展『Where We Are』が10月21日から23日までの3日間、六本木・AXISギャラリーで開催される。

本展はデザイン＆アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2023」内の展覧会の一つとして行われる。

デザイン研究所では、ヤマハ製品のデザイン開発だけでなく、これからの暮らしの豊かさに思考を巡らせ、ヤマハの製品デザインでは通常扱わないアイテムに対し、同社のデザイナーならではの考え方や解釈を用いてプロトタイプの製作も実施。それらを世界に発信し反応を感じることで、ヤマハのデザイン哲学を深め、アイデンティティーを確立してきたという。

今回はプロトタイプの製作活動に焦点を当て、直近20年分のプロトタイプの実物やパネルによる展示が行われる。

「Stepping Out of the Slate」（2022年）

また、2023年4月に行われたデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2023」で発表された最新作11作品も展示される。「You Are Here」の展示タイトルのもと、「楽器と共に暮らすことが楽しくなる家具のような道具」であるとしており、日本で初めて展示される。

ミラノデザインウィークに出品された作品

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