LIFE STYLE | 2020/08/12

代理出産で2人の子どもを授かった男性カップル、子育てのSNSがフォロワー100万人以上の人気に

文:仲田拓也
結婚に対する価値観が変化し始めている現在、多様な家族のあり方が認められつつある。
そんな中、2人の子ど...

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文:仲田拓也

結婚に対する価値観が変化し始めている現在、多様な家族のあり方が認められつつある。

そんな中、2人の子どもを設けた男性のカップルのSNSが大きな注目を集めている。

神様の完璧なタイミング

米国アトランタに暮らす黒人の男性カップルであるテレルさん・ジョセフさんとジャウリス・ジョセフさん(ともに現在27歳)は、22歳の時から子どもが欲しいと願っていた。当時、企業に勤めていた2人は、養子縁組の斡旋業者に掛け合ってみたものの、若すぎることなどを理由に相手にしてもらえなかった。さらに、1度の妊娠で15万ドル以上と非常に高額。そこで、2人は自ら代理母を探すことに。

最初の代理母は、20週目で流産と言う悲しい結果を迎えてしまう。その後も、別の女性と挑戦したもののなかなか妊娠に至らなかった。そこで、2人は3人目の代理母を見つけることに。すると、無事に3人目の代理母が妊娠に成功。ところが、2人目の代理母からも妊娠したという連絡が入った。テレルさんは『Good Morning America』の取材に、「双子が欲しかったので大喜びでした」と当時を振り返る。

出産の日はわずか5週間差。2人は、アストン君とアリアちゃんという2人の子どもの父親となった。アストン君とアリアちゃんはともに、早産のため未熟児として生まれてきたが、現在3歳となり元気に過ごしている。

2人目の代理母も妊娠したと知った時、恐怖に感じたというジャウリスさんも、「私たちが家に帰ってくると、それが自分たちの望んでいたすべてだと分かりました」「神様のタイミングは完璧でした」と語っている。

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