文：武者良太
ACアダプタ、USB Type-Cハブ、HDMI出力が一体化
PC、スマートフォン、ニンテンドースイッチなど、多くの機器を持ち運ぶことがスタンダードとなった昨今。ポータビリティに優れた小さく軽いアイテムを揃えてみたところ、充電用のACアダプタなどを合わせるとどうしても重く、かさばってしまう。
USB Type-Cのように、データ転送もバッテリーの充電も1ポートで行える機器ならば、周辺機器も共有しやすい。しかも「SuperHub SE」を使えば、持ち運ぶ機器のミニマル化が可能になる。
「SuperHub SE」は現在、クラウドファンディング中の多機能USBハブだ。通常のUSBハブはPCとキーボード、マウス、メモリカードリーダーなど各種周辺機器を接続するためのアイテムだが、「SuperHub SE」は高出力ACアダプタ機能、HDMI出力機能も備えている。
USBポートはUSB Type-Cが2ポートとUSB Type-Aが1ポート。GaN（窒化ガリウム）を採用したことで、30W+18W=合計48Wの同時高速充電機能（PD）を持ち、3台までの機器を充電できる。MacBookやWindows PCのように、消費電力が大きい機器を接続しても、使用しながら充電が行えるパワーを持つ。
HDMIポートは、USB Type-Cで接続した機器の映像を、テレビやプロジェクターなどに出力するときに使う。解像度は最大で4K/60fps。出張時に、ホテルのテレビを外部ディスプレイとして使えば、作業効率が上がること間違いなし。さらにSamsung DeX、HUAWEI PCモードに対応したAndroidスマートフォン、ニンテンドーSwitchの映像も出力可能だ。
ニンテンドースイッチ純正ドックと比較すると、サイズは約1/6。クレジットカードほどの大きさだ。
クラウドファンディングでの価格は8180円。決して安くはない価格だが、複数のPD対応ACアダプタ、USB Type-Cハブ、ニンテンドー純正Switchドックを揃えることを考えるとかなりリーズナブル。荷物を減らしたい方は一考する価値ありだ。