LIFE STYLE | 2021/05/07

韓国で生まれ、生後すぐアメリカの別の家庭に養子に出された双子姉妹。DNA検査を通じて、36年振りに再会

文:ヤジマミユキ
兄弟や姉妹という血縁は、心の支えでもありながら時に厄介であるという不思議なつながりではないだろうか。...

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双子の36歳の誕生日に奇跡の再会

シナートさんとブッシュネルさんは連絡を取り合って、メッセージや写真を交換しあった。すると幼い頃のペット、髪型、ドレスなど同じようなものを選んでおり、さまざまな共通点があったことに驚いた。

そして2人は初めての再会の日をあえて先延ばしにし、お互いの36歳の誕生日である3月29日に設定。一生忘れられない感動的な再会を果たした。

「これは私の人生で最も幸せな瞬間です」とブッシュネルさん。「心からそう言えます。この36年間、双子として一緒に過ごせたはずの人生を奪われてしまいました。でも同時に、とても感謝していますし、これからの人生にワクワクしています」とも。

別の場所でまったく違う人生を歩んでいても、同じタイミングで同じような行動を取っていた2人。やはり双子ならではの絆なのだろう。36年間離れていた分、今度は共に時間を過ごして、同じ思い出を共有していって欲しい。


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