労働局の下した意外な判決
台北市労働局はこの問題を調査した。すると驚くべきことに、銀行側が労働法に違反しているとの判決を下した。昨年10月、銀行に対して2万台湾ドル(約7万6000円)の罰金を支払うよう命じたのだ。
この判決を不服とした銀行側は「従業員の悪意のある結婚有給休暇の乱用は、労働休暇規則に基づく正当な休暇事由ではない」と主張し控訴したと、『新頭殻(Newtalk)』は報じている。
そして今年4月10日、北市労働局は「従業員の行動は非倫理的である」としながらも違法ではないため、「銀行側は彼が要求した休暇を承認するべきだった」とし、銀行側を敗訴とした当初の判決を支持した。
いくら法的には問題ないとは言え、少々常識の範疇を超えていると思える今回の一件。ここまでして休暇を取りたかった男性の真意が気になってしまう。有給休暇でしっかり休んだのだから、今後の仕事にはより一層尽力してもらいたいものだ。