「空気中の粒子がメガネに付着」目からの感染予防に効果
今回の研究を受けて、米国ニューイングランド・コンプレックス・システムズ研究所のヤニール・バーヤム教授は『WKYC 3』に「目にウイルスが付着した場合、それが鼻につながる管を通って、感染する可能性がある」と述べている。さらに「おそらく、最も大きな要因のひとつは、空気中の粒子がメガネに付着して目に触れないようになっているためでしょう。これはマスクの着用に加えて、とても重要な対策です」とし、これについては先程の中国の研究結果も反映していると加えた。
ただ、メガネはフレームと顔の間にスペースがあるため、「もちろんメガネよりもゴーグルのほうが優れている」とバーヤム教授。メガネそのものにウイルスが付着している可能性があることから、メガネやゴーグルの使用後は石鹸で洗う必要があるとしている。
マスクやソーシャルディスタンスの確保、手洗いなどの対策はこれまで同様に重要であるが、少しでも効果が期待できるものはどんどん講じていきたい。まずは、一人ひとりの感染予防の徹底がこの先の未来を救うことにつながるはずだ。