20年間アルコール依存症で、親子関係が壊滅的になった過去
ロニーさんが伝えたいことは、ファッションだけではない。実は1998年に7歳と5歳の息子のシングルマザーになり、貧しい生活を送っていた過去があった。電気代も支払えず、ろうそくの明かりで料理をするほどだったという。ロニーさんは精神的に追い込まれ、約20年もの間、アルコール依存症を患っていた。気が付けば息子たちとの親子関係も壊滅的に。しかし希望を失わず、自身を改善しようと努力し、今では息子たちとの時間を育むことができるようになった。苦しい日々を過ごしたにもかかわらず、過去の思い出を「いまの自分にとって必要な、素晴らしい人生の経験だった」と語るロニーさん。
ロニーさんはブログで、息子たちとのスリーショットを掲載し、「あなた自身に正直でいましょう。まず自身を癒せば、周りの人たちも癒されるでしょう。中毒が愛する人々に影響を及ぼします。癒しも同じです。あなたが健康でいれば、愛する人たちも癒されます」と伝えている。自分の心に正直に生きる。その考え方は、ファッションにも共通する思いだった。ロニーさんはつらい経験を乗り換えたからこそ、動画を通じて発信するメッセージに説得力のあるのだろう。