文：武者良太
保証期間などの情報も登録できる
パソコンやスマートフォンだけじゃない。調理家電や空調家電など、数多の電化製品にかこまれて生活をする現代。ロボット掃除機や低温調理器など、一度使ってしまうと手放せなくなるような機能を持つ家電も次々と生まれ、私たちの生活を支えている。
しかしやっかいなことに、操作方法がわからなかったり、故障したりとトラブルがつきものだ。多くの電化製品には取扱説明書が付属するためそれを読めばいいのだが、電化製品の数を揃えていくと冊子の数も増えていき、保管するのが大変。常日頃から参照するものではないから、スマートフォンやタブレットなどで読める電子書籍状態のデータになればいいのに、と感じる。
そこで電化製品管理アプリの「家電手帳」に注目したい。無料で使える同アプリは、所有している電化製品を登録すると、メーカーが公開しているオンライン上にある取扱説明書を表示できる。またメーカーごと、商品カテゴリごとのサポート窓口も教えてくれる。
保証書を登録すれば、有効期限30日前にそろそろ無償修理期間が終わることを教えてくれるし、官公庁が公開しているリコールの対象機器がある場合は、リコール情報の通知も行う。情報家電などネットワーク対応機器は、サイバー攻撃から機器を守るためのセキュリティ診断×ネットワーク管理ツール「MIRAI_DEFENDER」によるセキュリティチェックも行う。
電化製品の登録も簡単だ。Wi-Fiが利用可能な機器は主な情報を自動的に検出してくれるし、スタンドアローンな機器もラベル、外箱、保証書、レシート、取扱説明書の表紙などを撮影することで必要な文字情報をピックアップする。QRコードの読み取りにも対応した。
現在はiOS用アプリのみリリースされている。Android用アプリは2019年内に公開予定とのこと。