文:武者良太
タイヤ空気圧モニタリングシステムとも連携
高性能化が進み、ついには自動運転レベル2.5の技術まで投入されるようになった自動車。しかし安全運転を心がけるのであれば、乗りっぱなしではなく日々の点検・メンテナンスが欠かせない。
日本では毎年多くのドライバーがJAFのお世話になっているが、バッテリー上がりやタイヤの摩耗など、トラブルの大半は日常点検をしていれば防げたものが多いとのこと。これは自動車を日常の足として使っている人も、月数回しか乗らない人も同様。運転前の日常点検があればこそ、不安を感じた部分を解消するために、ディーラーや修理工場に行く機会も増えるのだから。
「どらあぷ」は自動車の状態・メンテナンス・給油の記録をつけられるアプリだ。燃費登録、タイヤ空気圧確認、ボディ・ガラス・車内の手入れといった点検・メンテナンス情報が記せるようになっている。現バージョンではブレーキペダル、エンジンのかかり、エンジンの低速・加速の状態といった車両整備部分の記録はできないが、登録項目は存在しており、今後対応する予定であることがわかる。
またタイヤ空気圧モニタリングシステム「ドライバーコンパス」との連携機能も備える。これはBluetoothでリアルタイムなタイヤの空気圧がわかるオプションで、旧車を愛車としている人でも、車両状態が数値でわかるシステムとなっているのが面白い。
ドライバーコンパス連携機能のほかはバイクでも利用可能だ。走行距離、給油量、金額を入力し続けることで、燃費の変化を可視化できる。