文:武者良太
スタイリスト個人のセンスが見えてくる
出会い系アプリに端を発したと思われる、カードフリック型のUI。「第一印象で決めました」といった感覚で、自分にとって良い・悪いを直感的に選べる仕組みは誰でも使いやすく、現在は多くのカテゴリで利用されるようになった。
ヘアスタイリストを自由に選べるiOS向けアプリ「WANNAME」もその1つだ。ヘアスタイリストはカット前(ビフォー)とカット後(アフター)の写真を自由に投稿し、自分の作品集として使うことができる。ヘアサロン全体ではなく、ヘアスタイリスト個人を強くアピールできる仕様となっている。
そしてユーザーは次々と表示されるヘアスタイリストの作品を見て、LIKE(カードを右にフリック)、SKIP(カードを左にフリック)、EXCELLENT(カードを上にフリック)、COLLECTION(カードを下にフリック)に分類していく。分類したLIKE、EXCELLENT、COLLECTIONはユーザーページからまとめて見ることが可能。
さらにヘアスタイリストの個人ページにアクセスすることで、ダイレクトメッセージも送れる。どのようなカット、カラーをお願いしたいのかヘアサロンに行く前に相談できるし、ヘアスタイリストも事前に提案が可能となっている。
LIKE数も表示されるから、多くのユーザーが支持したヘアスタイリストも見えてくる。ショート、ボブ、メンズといったカテゴライズもバッチリ。新たな自分を作ってくれるヘアスタイリストとの出会いが期待できるアプリだ。
現在は表参道・原宿・銀座エリアのみカバーしているようだが、可能ならば全国区でのサービスを期待したい。