文:武者良太
警報・災害お知らせ機能つき
釣り堀、川釣り、渓流釣りなどの釣りレジャーのなかでも敷居が高いと感じるのが海釣り。釣り船をチャーターして沖合いに行くのであれば、船長や同乗している釣り人に尋ねることができるが、堤防などから魚を釣る場合は、天候や潮の満ち引きで変わっていくポイントを見極められるようになるまで、何度も通わなくてはならないだろう。
そんな「足で釣果を稼ぐ」ような時代は終わりとなるかもしれない。
日本最大級の釣り船予約サイト「釣割」を運営するB.Creationがリリースした潮見表アプリ「タイドグラフBI」が、実によくできている。
同アプリでは港や橋、海釣り公園など日本全国3000カ所の釣り場、それぞれの潮位や天気、気温、雨量、風向、風速、波高のデータを見ることが可能で、東京23区内であっても江戸川河口、勝鬨橋、羽田など13カ所のピンポイントな情報にアクセスできる。必要な情報を1画面内に収めており、欲しい情報を瞬時に確認できる。多くの情報を扱っているのに、直感的に使えるUIとなっているのもポイントだ。
また魚の釣れやすさがわかるBI(爆釣指数)を1時間置きに表示。どの時間帯に行けば、釣果を増やせるのかを視覚的にチェックできる作りとなっている。雨雲レーダーと合わせてつかえば、魚が釣れやすいといわれる雨上がりタイミングを見極めることもできるだろう。
さらに、だ。「タイドグラフBI」には釣りはしなくとも、海辺に行くことが多いすべての人に使ってほしい機能がある。それが警報・災害お知らせ機能だ。
気象庁が発表した波浪警報や高潮警報を含む、警報・注意報や地震、津波、台風の詳細情報をリアルタイムに表示するために、天候や地震などによって移り変わる海辺の危険性をつかめる。
潮位も、子供と海遊びをする際に確認しておきたいデータだ。危険を極力回避するためにもインストールしておきたいアプリだ。