文:武者良太
著作権フリー音楽素材サイトの新サービス
飲食店、美容院、雑貨屋といった店舗運営において悩ましいのがBGMのコントロールだ。数多くの音楽ストリーミングサービスがある現在、店の雰囲気にあうプレイリストを使ってBGMを店内で響かせたいと思うかもしれないが、著作権利団体に無断で業務利用すると著作権法に抵触する。
事実、日本の音楽著作権を管理しているJASRACはBGMを利用する多くの施設・事業者に対し、民事調停を裁判所に申し立てている。
憂いなくBGMを使いたいのであれば、著作権管理団体と契約する必要がある。もしくは「Audiostock store music」のように、業務利用にも対応したアプリ・サービスを利用すればよい。
同アプリは著作権フリー音楽販売サイトAudiostockの新サービス。Audiostockに登録されている12万曲のなかから、インストゥルメンタルなどBGM用途に適した曲をジャンルごとにカテゴライズ。自由に選んで再生できる。
またアコースティックポップ、リラクゼーション、クラシックカバーといったジャンルだけではなく、ダンス feat.岡山アーティスト、POPS(inst & vocalmix) feat.広島アーティストといった、地域別プレイリストも用意している。今後はジャンルや地域ごとのプレイリストも追加予定とのこと。
アプリの価格は無料。だが、2000円/月の利用料金は別途必要になる。14日間の無料トライアル、および今登録すれば、2019年6月末まで無料で利用できるキャンペーンを実施中だ。
JASRACが管理しているポピュラー・ミュージックは再生できないが、新たな才能の持ち主の作品と出会えるかもしれないという魅力はある。