ITEM | 2019/04/02

AIが自分好みの賃貸物件を見つけてレコメンドしてくれるアプリ「AImove」

文:武者良太
最新物件をプッシュ通知してくれる機能も
賃貸物件と購入物件、どっちがおトクに住めるのか。といった議論が...

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文:武者良太

最新物件をプッシュ通知してくれる機能も

賃貸物件と購入物件、どっちがおトクに住めるのか。といった議論が尽きずに結論が出にくい話題があるが、いろんな街に住みたい、いろんな部屋で生活したいのであれば、賃貸物件住まいの方がいいだろう。購入物件は買った時より高く売れる可能性があるが、そのような物件は一握りの人気スポットに限られるし、売買の手続きが面倒でもある。

実際に引越しを考えるとなると、アットホーム‎やホームズなどの大手賃貸情報サイトにアクセスするか、目星をつけた地域に根ざす不動産屋を訪ねて話を聞くパターンが多いだろう。前者は数多の情報の中から探せるし、後者は細やかな部分まで相談しながら条件にマッチする物件を探せるメリットがある。

この2つのメリットを同時に受けられる可能性を感じる、新たな賃貸情報アプリがスタートした。それが「AImove」だ(ウェブ版はこちら)。現在は東京の一部地域のみ対応している。特に多いのが港区、新宿区、渋谷区、中央区、江東区だ。

「AImove」アプリを使うと、「エリアで探す」「駅名で探す」「フリーワードで探す」の3ボタンが表示される。「エリアで探す」をタップすると、住みたい区名のチェックボックスが表示され、続いて駅名、賃料、間取り、築年数といった絞り込みをするための検索情報を設定していく。

ここまでは既存の賃貸情報サービスと変わらない。

「AImove」のポイントは、検索条件の中からユーザーが重視している条件に注目し、AIが物件リストを絞り込んでレコメンドしてくれる機能にある。例えば駅近でペットOKで部屋が広い、といった3つの条件を重視する設定にしたならば、安くても狭めの物件などは表示されなくなる。

通常のリストアップ表示とは1タップで切り替えられるため、従来の手法でおトクな物件探しもできる。その上で、リストアップされる物件数が多い時に、AIが「ここ、良さそうですよ」と絞り込んでくれるところに魅力がある。

また会員登録をすれば、登録した検索情報を元に常に物件情報をチェックし、最新情報の中から適合するものをプッシュ通知してくれる機能も持つ。

また契約の手続きはアプリ内で行えるし、初期費用はクレジットカードでの支払いが可能だ。仲介手数料、敷金、礼金が無料の物件やフリーレントの物件も選べる。住居に妥協したくない人は使ってみるといいだろう。


AImove(iPhone)

AImove(Android)