文:岩見旦
ライトアップされたドーム型のホテルは必見!
熊本県南阿蘇村に位置する健康テーマパーク「阿蘇ファームランド」。身体と頭を使ったアトラクションや、採れたての野菜やキノコなどを提供するレストランなど、健康増進や予防医学にまつわるコンテンツが揃っている。
このテーマパークは1995年の開業だが、阿蘇ファームランド内の宿泊施設「阿蘇ファームヴィレッジ」がいま話題だ。
阿蘇の麓に広がる雄大な自然の中、丸いドーム型のホテルが点在。ドーム型のホテルはひとつひとつが独立しており、その数は450棟。その景色はまるでメルヘンチックな絵本の世界に迷い込んだようだ。
自然の地形を活かして作られた「ヴィレッジゾーン」、露天風呂などの付いたワンランク上の「ロイヤルゾーン」、くまモンや恐竜の描かれたかわいい「ドリームゾーン」の3種類に分かれている。
夕暮れからはドーム型のホテルのライトアップが始まる。淡い光が包み込む幻想的な風景は必見だ。
ドーム型のホテルが3万リツイートを突破
ラジオ番組で「今まで泊まったホテルの中で、阿蘇ファームランドが一番良かった」という話を聞いたTwitterユーザーのGreen Pepperさん。実際に検索して調べてみると、その美しい景色に心を動かされ、ドーム型のホテルの画像とともにツイート。その投稿は3万リツイートを突破し、SNSで大きな話題になった。
この投稿に対し、「ここ行きたい!」「めちゃめちゃ可愛い」「日本じゃないみたい」「阿蘇にこんなホテルがあるとは」などの多くの驚きのコメントが寄せられ、「小さい頃に泊まりました」「ここ星空がきれいですよ」といった実際に宿泊した経験のある人からの意見も上がった。
熊本地震でも活躍したドーム型のホテルは、実は発泡スチロール製
2016年4月、熊本を地震が襲った。南阿蘇村は震度6強を記録し、1,500棟を超える住宅が全半壊した。しかし、このドーム型のホテルはほとんど損傷せず、避難施設として多くの被災者を受け入れ、当時大活躍した。
実はこのドーム型のホテルは、建物用に開発された特殊な発泡スチロール製。柱のない構造で、柔軟性に飛んでいるという。
その見た目の可愛らしさだけでなく、実用性も兼ねているドーム型のホテル。スマホを通してではなく、実際に体感してみたい施設だ。