文:岩見旦
2007年に東京マラソンが始まって以降、健康志向も相まってマラソンブームが続いている。コースの中にアトラクションを設けた「ファンラン」や、観光名所や伝統建築物などの地域資源を活用したランニングイベントなど、マラソンの楽しみ方は多様化している。
9,300リツイート!スヌーピーの形のマラソンコースが話題
そんな中、アニメ監督の大地丙太郎さんが知人に誘われたのが、スヌーピーマラソンというもの。大地さんが「何それ」と思ったのもつかの間、「なるほど、こういうことか」と膝を打ったマラソンがこちら。
マラソンコースを上空から見ると、スヌーピーの形になっているのだ。皇居一周が耳で、鼻先が四谷、尻尾が竹芝。しかも、頭の上にはウッドストックまで乗っている。ユニークなマラソンコースに、大地さんの家族にも大受けだったそう。
1月28日に投稿したこの投稿は、現在9,300件ものリツイートを記録。「これすごい!」「よく出来ていますね」など多くの反響が寄せられた。ちなみに、距離は35km弱とのこと。
この「スヌーピーマラソン」を企画した人によると今回は第3弾で、昨年の行われた前回はハートを持ったスヌーピーの形になっていて、東京観光を楽しめるコースになっているという。
ランナーの間で静かなブーム「顔マラソン」
今回のスヌーピーマラソンのような、地図上に模様を描くマラソンは「顔マラソン」と言われている。スマートフォンやランニングウォッチのGPS機能を使って、位置情報を記録しながら42.195km走り、上空から見たマラソンルートで“顔”の形を描くというもの。2011年に、東京マラソンの抽選に漏れた会社員が始めた。
現在はそこから派生して、スヌーピーのようなキャラクターや文字を地図上に描くもの、42.195kmに満たない短距離のものまで、多彩なランニングコースがSNSに「#顔マラソン」のタグで投稿されている。
あなたもオリジナルの「顔マラソン」を作ってみてはいかがだろうか? 普段歩かない近所で意外な発見と出会えるかもしれない。