新年あけましておめでとうございます。今年FINDERSは創刊2年目を迎えます。そこで、年始企画として昨年、FINDERSに登場してくださった方々に2018年の私的ベスト1と2019年はコレが来る!という予想、そして2019年に挑戦してみたい仕事を挙げていただきました。
今回、登場するのは未来予報さん(曽我浩太郎さん/宮川麻衣子さん)です。
デザイン:大嶋二郎
1:2018年のヒト・モノ・コトの中で「私的ベスト○○」1つ
SXSWきっかけで長年ウォッチしていた産業用協働ロボットを開発するRethink Robotics社(米ボストン)の廃業。
iRobotを創業したロボット研究者、ロドニー・ブルックス氏が設立したRethink Roboticsは、人とロボットが一緒に働く未来をいち早く描いていました。赤いボディに目と眉を表現できるスクリーンがついていて、滑らかに動くアームを動かして表情をコロコロ変えながら人間の隣で働く姿は、まさに未来の世界でした。ロドニー氏が語るバクスターは、一緒に作業しても人を傷つけるようなことはせず、人に訓練してもらって作業を覚えていきます。工場での作業だったら、ライン作業者だった人たちがバクスターと働く事によって、ロボットトレーナーになる、という新しい仕事が生まれる事になります。致命的な労働力不足を迎える介護領域での活躍も視野に入れていました。ロボットが相棒になる未来を具体的に提示していた会社だっただけに、未来予報として衝撃でした。新しいものを生み出す事の難しさを改めて感じました。だからこそ、先駆者へのリスペクトと応援の気持ちを忘れてはいけないと思いました。
2:「2019年はコレが来る!」と思っているヒト・モノ・コト
窓のない部屋で自然光を再現する照明、崖や岩をプロジェクションマッピングしたボルダリングの壁面。逆に、屋外で快適でオシャレな空間を体験できるグランピング、公園にクッションや寝袋を持ち込んで見る野外シネマ。屋内にいながら屋外を感じたり、屋外にいながら屋内を感じたりという逆転現象が起きています。中と外の境界を曖昧にするサービスや商品が、流行すると思っています。そのほか全部で10個の未来予報による2019予報を出しています!ご興味あればこちらもお読みください。
3:2019年に挑戦してみたい仕事
未来の世界を身近に感じてもらうために、ビジネスっぽい話、真面目な話、そしてちょっと怖い話(連載DEAR HUMANITY)と表現を変えてきました。2019年は“笑い”の表現でお届けできたらな…と考えています。笑いが一番難しいとわかっていての挑戦です。笑いのセンスを磨いていきます!