LIFE STYLE | 2019/03/28

82歳のローマ法王がプログラミングに初めての挑戦。92歳のエリザベス女王が新たに始めたこととは?

Photo By Shutterstock
文:岩見旦

若い頃はあらゆることに興味があっても、歳を重ねるに連れて...

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文:岩見旦

若い頃はあらゆることに興味があっても、歳を重ねるに連れて好奇心は目減りし、どんどん保守的になる。これは日本だけでなく、世界共通の傾向だという。

今後のキャッシュレス決済の普及にあたっても、高齢者にスマホを持たせて決済方法を教えるのは今後ハードルになるに違いない。

しかし、世界の偉人は高齢になっても新たな挑戦を続けているようだ。

ローマ法王フランシスコ、82歳にして初めてプログラミングコードを書く

御年82歳のローマ法王フランシスは22日、自身が設立した教育機関「Scholas Occurrentes」主催のイベントに登壇し、世界中の若者とビデオ会議を行った。このイベントの途中、ローマ法王フランシスは、非営利団体「Code.org」の共同創設者ハディ・パルトビ氏とともに参加した3人の女子学生の指導を受けて、プログラミングに挑戦。

ローマ法王フランシスが「setScreen(“por la paz”);」と入力すると、アプリケーションが作動し、記念の盾に「コンピューターサイエンスを学ぶことで、地域社会を平和することが出来ます。誰もがこの技術の活かし方を学び、平和のためにその想像力を活かすべきです」と表示された。

プログラミングの入力は、ローマ法王フランシスにとってはもちろん、歴代ローマ法王としても初めてだという。

エリザベス女王、92歳にして初めてInstagramに投稿

イギリス王室のエリザベス女王は7日、ロンドンの科学博物館を訪れ、1843年に書かれた“コンピューターの父”と呼ばれるチャールズ・バベッジから、エリザベス女王の高祖父にあたるアルバートに宛てた手紙を目にした。

これに感銘を受けたエリザベス女王は、92歳にして初めてのInstagram投稿を行った。

文章の最後を、自らの名前とラテン語で女王を意味する「R」で「Elizabeth R.」と締めくくったエリザベス女王。この投稿は28万もの“いいね”を集めている。

初めてエリザベス女王が投稿した瞬間はこちら。同博物館の部屋でシェアボタンが押され、投稿がスクリーンに映し出されると、惜しみのない拍手が送られた。

日本人は特に好奇心が低く、日本の20歳の好奇心はスウェーデンの65歳とほぼ同じというデータもある。新たな一歩が踏み出せない若者は、世界の偉人を見習って、チャレンジに挑むきっかけにしてほしい。