CULTURE | 2023/08/31

全デザイナー必見、約300点の優れたデザインプロダクトを一挙展示する「日本のグラフィックデザイン2023」が9月1日から開催

文:FINDERS編集部
第25回亀倉雄策賞・JAGDA賞・新人賞の受賞作品も展示予定
「日本のグラフィックデザイン...

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文:FINDERS編集部

第25回亀倉雄策賞・JAGDA賞・新人賞の受賞作品も展示予定

「日本のグラフィックデザイン2023」が東京ミッドタウン・デザインハブにて9月1日(金)から10月19日(木)まで開催される。

同展は会員約3000人を擁するアジア最大級のデザイン団体「日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)」が1981年から刊行する、同協会会員の優れた仕事や作品(総図版1000点以上)をまとめた年鑑『Graphic Design in Japan』の発行に併せて、その掲載作品を展示するイベント。

『Graphic Design in Japan』2023年版の掲載作品の中から約300点を実物と映像で展示。身近な雑貨から、書籍、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、ウェブサイト、映像、展覧会やショップの空間デザインに至るまで、日本のグラフィックデザインの現在が一挙に見てとれる内容となっている。

JAGDAは以下のアワードを毎年開催しており、今年の受賞作品もそれぞれ展示される予定だ(説明文は公式サイトより)。

第25回亀倉雄策賞
JAGDA初代会長を務めた故・亀倉雄策氏の功績を称え、グラフィックデザインのさらなる発展を目指し設立された「亀倉雄策賞」。『Graphic Design In Japan』出品作品の中から最も優れた作品に贈られます。25回目の今回は、亀倉雄策賞としては初めてとなる、2作品の同時受賞となりました(岡崎智弘「デザインあneo あのテーマ」映像/三澤遥「玉造幼稚園」サイン計画)。

岡崎智弘「デザインあneo あのテーマ」(cl:NHK)

三澤遥「玉造幼稚園」(cl:玉造幼稚園/ジャクエツ)

JAGDA賞2023
各年度の優れたグラフィックデザインを表彰・記録していくことを、JAGDAの重要な活動の1つととらえ、2008年より「JAGDA賞」を創設。各カテゴリーの高得票作品の中から、毎年数作品を選出します。今年はポスター「これはリンゴではない」、ロゴ「Juchheim」、デジタルメディア「演奏図案」、ブック「岩松了戯曲集(1986-1999 / 2000-2022)」、映像「POCARI SWEAT 手をのばそうよ。届くから。」、パッケージ「七條甘春堂」、ジェネラルグラフィック「芸術激流 ラフティング+アート」、新聞広告「ユーミンをめぐる物語」、環境・空間「玉造幼稚園」、複合「香林居」の10作品が受賞。

窪田新「ユーミンをめぐる物語」(cl:ソニー・ミュージックレーベルズ)

関本明子「七條甘春堂」(cl:七條甘春堂)

JAGDA新人賞2023
これからのデザイン界を担う優秀な若手デザイナーに贈られるJAGDA新人賞。1983年の設立以来、第一線で活躍する数多くのデザイナーを輩出しています。41回目となる今回は、対象会員140名の中から激戦を制して、矢後直規、藤田佳子、石塚俊の3氏が受賞。

矢後直規(チャリティー展出品ポスター「HOPE」を含む10作品で受賞)

藤田佳子(ホテルのブランディング「香林居」を含む3作品で受賞 *JAGDA賞を同時受賞)

石塚俊(ブックフェアのツール「アート・パブリッシャーズ・フェア」を含む6作品で受賞)