ITEM | 2022/03/31

聴覚への負担を減らす機能が充実。「骨伝導」と「空気伝導」を切り替える子供にもぴったりなワイヤレスイヤホン「Gemini G150」

文:FINDERS編集部
特に子供におすすめしたい
ヘッドホン難聴はヘッドホンやイヤホンを使い大音量で音楽などを聴く...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

文:FINDERS編集部

特に子供におすすめしたい

ヘッドホン難聴はヘッドホンやイヤホンを使い大音量で音楽などを聴くことで引き起こされる難聴だ。

原因は有毛細胞という聴覚を司る細胞の損傷によるもの。有毛細胞は85dB以上の音量を聴く際に、時間に比例して損傷すると言われる。もちろん音量が上がれば損傷までの時間は短くなる。スマートフォンやBluetoothイヤホンなどによるリスニング時間が増えたことで、難聴リスクが増加しているとWHOは指摘。WHOの他にも「Safe Listning」への呼びかけは各所で見られる。

「Gemini G150」は、中国のオーディオメーカーDacomが生み出したワイヤレスイヤホンだ。ヘッドホン難聴などのリスクを考え抜いて作られたプロダクトだ。

特徴はなんと言ってもヘッドを付け替えることで「骨伝導」と「空気伝導=オープンイヤー型のイヤホン」を切り替えて使用できる点だろう。

最近は一般的となった骨伝導モード。耳を塞がないので、周囲の音が聞こえるのがメリットだ。12.8mmの広帯域骨伝導を用いることで従来の骨伝導スピーカーに比べ、イヤホンの接触面積を25%拡大している。これにより、骨伝導効率を大幅に向上させカナル型やインナーイヤー型のイヤホンに近い音質を実現するという。

空気伝導モードでは鼓膜から離れた位置で音を鳴らすので聴覚への負担を軽減。また、WHOが推奨する85dBを最大値として設定しており、聴覚の保護を優先した設計となっている(後述するダイナミックモードでは最大95dB)。

骨伝導、空気伝導ともにダイナミックモードと標準モードで切り替え可能。ダイナミックモードは、低音効果と力強いリズムサウンドが楽しめるのが特徴的。スポーツシーンやアウトドアにうってつけだ。標準モードは、バランスの取れた音域で動画や音楽、ゲームを楽しむのに適している。

本体は耳掛け式だが重量は34gと、メガネより少し重い程度なので長時間の使用も問題ないだろう。

カラーはブラックレッドとグリーンの全2色。

プロジェクトページでの言及はなかったが、パッケージには「FOR TEENAGER & ADULT」の文字。子供でも安心して使用できるというメッセージだ。

ゲームやYouTubeの視聴をはじめ、大人から子供までイヤホンを使うなというのは少々酷な時代。特に子供は大人よりも負担が大きくなってしまうため、少しでも聴覚への負担を軽減するために検討してみてはいかがだろうか。

Gemini G150は、現在CAMPFIREで購入可能だ。 


二刀流!骨伝導&空気伝導を切り替えられるワイヤレスイヤホン

ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について

​New WHO-ITU standard aims to prevent hearing loss among 1.1 billion young people