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中世の面影が残る極小国家ルクセンブルク【連載】世界の都市をパチリ (11)
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  • 2018.06.20
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中世の面影が残る極小国家ルクセンブルク【連載】世界の都市をパチリ (11)

宮崎大輔

1988年長野県生まれ。信州大学大学院農学研究科で修士号を取得後、2013年からJICAの青年海外協力隊に参加。中米パナマ共和国で農業指導を2年間行う。2015年からフリーランスになり日本、東南アジア、南米、アフリカの案件に農業コンサルタントとして従事。またノマド生活をしながら、世界中でスナップ写真やポートレート写真を撮影中。ブログ http://jiburi.com/ 

極小国家ルクセンブルク

さて今回は、極小国家ルクセンブルクの紹介をします。極小国家とは、国土面積が非常に小さな国のことです。私がこれまでに訪問したことがある極小国家は、アンドラ公国、バチカン市国、サンマリノ共和国です。アンドラ公国はこちらの連載でも紹介したので、ぜひ読んでみてください。これまで訪問した極小国家はどこも個性的で面白い国ばかりでした。

私がルクセンブルクへ行くことにしたのは、RECOという写真メディアで紹介されていたからでした。素敵な写真を見てその土地に行ってみたくなることってありますよね。

一人あたりのGDPが世界一高い

ルクセンブルクはベルギー、ドイツ、フランスの3カ国に囲まれた国です。実はルクセンブルクは国民一人あたりのGDPが世界一高い国。その理由は、税金が非常に低くタックスヘイブンに近い状態のため、外資系企業の参入が多いこと、そして人口が少ないので労働者の多くが隣接する国から通っているためだといわれています。

ルクセンブルクは経済的に豊かな分、物価はとても高いです。ホテルの宿泊費やレストランでの食事代は、物価が高いことで有名なスイスと同じくらい高いという印象を受けました。

小さなルクセンブルク駅

まず最初に到着したのは、ルクセンブルク市にあるルクセンブルク駅でした。ベルギーのブリュッセルからルクセンブルク駅までは、高速列車で3時間半。アクセスが良いので日帰りでも旅行ができます。

ルクセンブルク駅に着くと、まずは駅自体の建物の小ささに驚きました。極小国家だけあって、街の規模感は他の国とは違います。しかし、駅から一歩外に出てみると、そこには広く整備された道路と、綺麗な建物がずらっと並んだ大通りがありました。駅前から新市街の中心地まで歩いてみましたが、洗練された街という印象を受けました。

美しく整った新市街

新市街の中心地には、高級なブティックやレストランが集まっています。実はルクセンブルクはミシュランガイドの星付きのレストランの数が、国民一人あたりで計算すると最も多い国なので、美食の国としても知られています。

ちなみにルクセンブルクではフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語、英語が使われていますが、私のようなアジア人に対しては基本的には英語で対応してくれます。ヨーロッパでは、多言語を話すバイリンガルが当たり前になってきています。

中世の面影を残す旧市街

新市街に行った後は、旧市街にも行ってみました。ルクセンブルクの旧市街と要塞は世界遺産に登録されています。一番上に表示されている写真は旧市街で撮影した写真なんですが、まるで中世の時代にタイムスリップしたみたいですよね。旧市街の建物は雰囲気が統一されていて、街全体から歴史を感じさせてくれました。高台に登ると旧市街を一望できるのでおすすめです。高台から突き出す形の展望台もあって、観光客に人気でした。

古城ヴィアンダン

次に、ルクセンブルクの北部にあるヴィアンダンへ向かいました。目的地はヴィアンダン城です。ここは11世紀から14世紀の間に建設された城で、お城の中は当時の様子が再現されています。高台に建っているので、お城の上階にある窓からの眺めも最高でした。また、ヴィアンダンに行ったら、お城だけでなくお城の下を流れる川沿いもぜひ歩いてみてください。落ち着いた素敵な時間が流れています。

ルクセンブルクはルクセンブルク市だけを日帰りで観光する方が多いですが、それ以外にも見どころはたくさんあるので、ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。


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