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「サンタさん、優しいお父さんを下さい」家庭内暴力から逃げてきた7歳少年の手紙に涙
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  • 2019.12.24
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「サンタさん、優しいお父さんを下さい」家庭内暴力から逃げてきた7歳少年の手紙に涙

文:岩見旦

クリスマスを前に、世界中の子どもたちがサンタクロースへの手紙を書いている。おもちゃやゲームといったプレゼントのお願いがほとんどだろう。

そんな中、米国テキサス州の7歳の男の子の書いたサンタクロースへの手紙が大きな注目を集めている。

リュックの中に手書きの手紙

「ブレーク」という仮名で呼ばれているその男の子は、父親の家庭内暴力から逃れ、母親と一緒に一時保護施設で保護されている。

数週間前、ブレークの母親は、彼のリュックサックの中に手書きの手紙があることを発見した。それはサンタクロースへの手紙だった。一時保護施設のスタッフに渡されたその手紙は、家族の安全を考慮し男の子の名前をブレークに変更した上で、一時保護施設の公式Facebookにアップされた。

サンタさん

僕たちは家を出なければなりませんでした。お父さんはいつも怒っていて、僕たちはすべての雑用をしなければなりませんでした。お父さんはあらゆるものを手にしました。お母さんから家から出る時が来たと言い、怯えることない安全な場所に連れてってくれました。

僕はまだ緊張しています。僕は他の子どもたちと話したくはありません。サンタさんはクリスマスに来てくれますか? ここには何もありません。絵本と辞書とコンパスと時計をください。そして、とてもとてもとても優しいお父さんを下さい。お願いします。

ブレーク

一時保護施設に支援が殺到

ブレークが本当に欲しかったのは、言うまでもなく、絵本などではなく優しいお父さんだろう。19日に投稿されたこの投稿は約2500件のシェアを記録した。この反響を受け、同施設には多くの支援が寄せられ、避難している女性と子ども117人のために役立てられたという。

同施設の代表のキャサリン・ジェイコブ氏は『CNN』の取材に「ブレークの話は、私たちが目にしているあらゆる話と同じです」と話した。「この問題は至るところに広がっています」とも。

家庭内暴力の問題は、決してアメリカだけの問題ではない。警察庁によると、昨年警察が把握した配偶者などからのドメスティックバイオレンスの被害件数は7万7482件に上り、過去最多を更新した。被害者の8割は女性だが、男性の被害者も年々増加している。

家庭内暴力はいかなる理由があっても許されるものではない。もし家庭内暴力を受けていたら、一人で悩まずに地域の配偶者暴力相談支援センターや警察の相談窓口に問い合わせてほしい。


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