CULTURE | 2024/05/20

本城直季の世界「はてしない直径2.5cm」 歴史ある写真ラボでの個展が開催

東條會館写真研究所 2024年5月18日(土)~7月15日(月・祝)

FINDERS編集部

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「見ること」「見えること」を体験するアート展

東條會館写真研究所は、2024年5月18日(土)~7月15日(月・祝)の期間、「はてしない直径2.5cm_本城直季の世界」を開催する。

実際の風景をまるでジオラマ写真のように捉える作風で知られる本城直季の作品が、創業から100余年に渡り人々のあり姿を捉え続けてきた東條會館写真研究所にて展示される。

本物なのか、ジオラマなのか、わからなくもなる不思議な写真。それらの感覚を生み出す、写真の秘密に迫る体験から展示がはじまるという。

人は、覗き込むことが好きで、その先にある世界を見てみたいと、いつも好奇心に駆られている。ファインダーから覗き込む世界や、アーティストがとらえている世界は、実像の世界とは違うものなのか?会場に点在する 「覗く体験」 が、来場者に問いかける。

本城直季がカメラの目で捉えた人間の営み、生き物の痕跡、世界の事象。時にミニチュアのジオラマ写真のようだと例えられる作品群の世界に浸りながら、改めて 「見ること」「見えること」 を考えさせられる展覧会だ。

また会場内では本城直季自身のカメラや、東條會館が大正・昭和期から使用していた様々な写真機器が展示に使用されており、空間や時間の行き来も楽しめるという。

本城直季|Naoki Honjo
1978年東京都生まれ。2004年、東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。「small planet」(リトルモア、2006年) で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞。作品制作を続ける傍ら、ANA機内誌 「翼の王国」 での連載など、幅広く活動している。近年の主な展覧会に 「(un) real utopia」(東京都写真美術館、2022年)。作品はメトロポリタン美術館やヒューストン美術館にパーマネントコレクションとして収蔵されている。


開催概要

はてしない直径2.5cm_本城直季の世界

会場:東條會館写真研究所 (東京都千代田区麹町1-6-12)
会期:2024年5月18日(土)~7月15日(月・祝)
時間:13:00~19:00
開館:金・土・日・祝日のみ ※入場無料/予約不要
問い合わせ先:instagram  https://www.instagram.com/tojo_kaikan_photo_lab/