EVENT | 2025/10/21

宇宙とアートが出会う島、種子島へ
「種子島宇宙芸術祭2025」 の開催が決定

[Aftereal] Artist:Yasuhiro Chida Location:南種子町 Photo:Kishin Himori

FINDERS編集部

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

「予感」をテーマに、宇宙と自然が融合する27のアート体験

宇宙に最も近い島として知られる鹿児島県・種子島で、今年も「種子島宇宙芸術祭2025」が開催される。会期は11月8日(土)から24日(月)までの土日祝日限定。南種子町を舞台に、世界各国で活躍するアーティスト20組による計27作品が展示される。テーマは「予感」。未知への期待と好奇心をかき立てる空間演出が展開される。

本芸術祭は、JAXA種子島宇宙センターを擁する南種子町が、科学技術と文化芸術を融合させる場として発足したものだ。宇宙開発の最前線に立つ町で、アートを通じて「宇宙を身近に感じる時間」を創出することを目的としている。

種子島宇宙芸術祭ライトフェスティバル2024

メイン会場の宇宙ヶ丘公園では、音楽・ダンス・トークを交えたステージイベントを含む12作品が展示され、地元食材によるフードブースも登場する。さらに注目は、アーティスト千田泰広氏による特別アートナイトツアー「Momentary scapes(瞬間に宿る永遠)」だ。JAXA種子島宇宙センターの屋外エリアを舞台に、静寂の光と音響が織りなす幻想的な時間が体験できる。来場者はヘッドホンのグレードを選択でき、最上位モデルではSONYの高級WalkmanとUltrasoneのヘッドホンを使用し、極上の音響空間を味わえる。

また、自然の海蝕洞窟・千座の岩屋では、「スーパープラネタリウム星の洞窟」が開催される。プラネタリウム・クリエーター大平貴之氏が開発したMEGASTARによる1000万個の星空が洞窟内に投影され、自然と人工の光が融合した神秘的な夜を創り出す。

会期中は、点灯式に始まり、地元アーティストによるステージパフォーマンスやクロージングイベントなども予定されている。宇宙と自然、そして人間の創造性が交差する17日間。未知への「予感」を抱きながら、種子島でしか味わえない時間が待っている。

千田泰広「Aftereal」2024 Photo:株式会社シイツウ
[スーパープラネタリウム星の洞窟] Artist:大平貴之

種子島宇宙芸術祭2025
開催期間:2025年11月8日(土)~24日(月) ※土日祝日のみ
会場:鹿児島県熊毛郡南種子町(宇宙ヶ丘公園、JAXA種子島宇宙センターほか)
主催:種子島宇宙芸術祭実行委員会

公式サイト
https://satfes.jp/

Instagram
https://www.instagram.com/space.art.tanegashima/

X
https://x.com/satfes2022