LIFE STYLE | 2025/08/03

気分で旅先が決まる時代へ。
SkyscannerのAI旅行提案ツール 「スマートサーチ」 が日本で提供開始

「自然に囲まれてのんびりしたい」
そんな曖昧な希望から、ぴったりの旅行先をAIが直感的に提案

FINDERS編集部

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ChatGPTを活用したSkyscannerアプリ限定新機能、日本語でも対応開始

世界中の航空券やホテル、レンタカー情報を横断的に検索できる旅行アプリ「スカイスキャナー」が、生成AIを活用した旅行提案ツール「スマートサーチ」の日本国内向け提供を正式に開始した。

「スマートサーチ」は、OpenAIのChatGPT技術をベースに開発されたAI旅行提案機能で、スカイスキャナーのアプリ限定機能として搭載されている。検索ボックスに「人の温かみに触れたい」「夜景がきれいで美味しいごはんが楽しめる30歳の誕生日旅行」など、感覚的で曖昧なリクエストを入力するだけで、AIがその“気分”に寄り添いながら最適な旅行先を3つまで提案してくれる。

旅行先の提案には、風景や街並みが想像しやすいイメージ画像とともに、その土地の文化的・地理的な特徴がわかりやすく説明される。ユーザーは気になる旅先を選ぶと、スムーズにそのままスカイスキャナーの検索機能へ移行し、フライト情報の比較・予約が可能となる。

実際の活用例としては、ポルトガル・リスボンや京都、チェンマイ、カナダ・バンフ、台北などが提案されており、それぞれ“心温まる交流をしたい”“読書をしながらゆったり過ごしたい”“自然の中でアクティブに楽しみたい”といった感情や希望に応じた提案が行われている。例えば「海外旅行をリーズナブルに楽しみたい」という要望には、台湾・台北や韓国・ソウルといったお得な価格帯の目的地が紹介される。

スカイスキャナーのチーフプロダクトオフィサー、ピエロ・シエラ氏は次のように語っている。
「スカイスキャナーは長年、“すべての場所から探す”という体験を提供してきました。今では世界中の旅行者の半数以上が、目的地を決めずに検索を始めています。こうした流れの中で、AIは旅のインスピレーションを与える有力な手段になりつつあります。日本でも24%の人がすでにAIを旅行計画に活用しており、今後さらに浸透していくと考えています。」

気分に寄り添うAIとの対話によって、これまで知らなかった場所や新たな旅のかたちに出会える。「スマートサーチ」は、旅行の入り口をよりパーソナルで直感的なものに変えていく可能性を秘めている。


アプリURL
https://skyscanner.app.link/ 

公式サイト
https://www.skyscanner.jp/mobile.html