BUSINESS | 2025/06/10

1枚3,000円で“売れるシズル”を量産。バックス×EストアーがEC食品撮影に革命

広告品質の“売れるシズル”をEC用に最適化

FINDERS編集部

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1枚3,000円からの明朗プライス。撮影のLCCを目指す。

ECサイトで食品を販売する際、「美味しそう」「買ってみたい」と直感させる写真が売上を大きく左右する。しかし、多くの事業者が「おいしそうに撮る技術がない」「外部カメラマンの技術が安定しない」「撮影料金体系が不明瞭」といった課題に直面している。

こうした現場の悩みに応えるべく、広告系の食品専門撮影会社である株式会社バックスは、EC支援大手の株式会社Eストアーと連携し、一部のクライアント向けに先行運用していた「料理・食品専門の撮影代行サービス」をリリースした。

バックスは東京都内最大級の自社キッチンスタジオ(8スタジオ・15キッチン)を活用し、調理、スタイリング、撮影、レタッチまでをワンストップで提供する。「商品を送るだけ」で完結するシンプルな依頼フローと、1枚3,000円(税抜)からの明朗な料金体系を実現した。これにより、従来の「コストが読めない」「誰に頼んだら良いか分からない」といったEC事業者の悩みを解消する。

キービジュアル撮影事例

バックスは、20年にわたり大手食品メーカーやコンビニの広告・TV-CM撮影を手がけてきた実績を持つ料理撮影のプロフェッショナル。今回のサービスでは、広告現場で磨いた「売れるシズル」技術をEC用に最適化し、短納期かつ大量にハイクオリティ画像を量産する体制を構築した。Eストアーが持つ全国数万店規模の顧客ネットワークと連携し、膨大な食品EC店舗にバックスの高品質画像を提供することで、食品EC市場全体のビジュアル水準と売上向上を目指す。

また本サービスは、低価格かつ高品質でシズル感のある撮影を実現、1枚3,000円(税抜)からという明朗な価格設定で、調理付きでも追加料金が明確化している。完全ワンストップ体制を敷いており、事業者は商品を送るだけで、調理、スタイリング、撮影、レタッチまでの全工程をプロが担当する。さらに、最短スケジュールでデータ納品が可能であり、スピーディーな対応でEC事業者の販促活動を強力にサポート。商品ページのクリック率やコンバージョン率の向上も期待できる。

バックスによると、今後は大型キッチンスタジオを活用し、「ふるさと納税」返礼品など大量案件にも対応できる量産撮影ラインを拡充する方針だという。さらに、レシピ開発やレシピ動画など、動画撮影データを活用した多角的なコンテンツ制作サービスの拡充も予定している。加えて、生成AIによるサムネイル自動デザインや画像最適化を実装し、クリエイティブ運用の工数削減と品質向上を両立することを目指す。


株式会社バックス
https://backs.co.jp/

株式会社Eストアー

https://estore.co.jp/