日本各地のクリエイターとつくるカフェレストラン 「HOW’z (ハウズ)」
有限会社春華堂は、2024年11月8日(金)、東急プラザ原宿「ハラカド」の3階に日本各地のクリエイターとつくるカフェレストラン 「HOW’z (ハウズ)」 をオープンする。
春華堂と言えば、“夜のお菓子”「うなぎパイ」が有名な137年も続く老舗菓子屋だ。
そんな春華堂が原宿の最旬スポットである原宿になぜ出店することになったのか?
きっかけは、2019年に春華堂グループのパイブランド coneri (こねり) が渋谷に出店し、渋谷観光協会や渋谷区との交流が生まれたことだという。その中で、当時渋谷を拠点に活動していた 株式会社れもんらいふ クリエイティブディレクター 千原徹也と出会い、coneri 渋谷の限定パッケージデザインの制作や、浜松でのワークショップ開催などを一緒に行ってきた。
そんな千原が、春華堂本社「SWEETS BANK」内のカフェ&ベーカリー「とらとふうせん」を訪れた際に、地元客や観光客・従業員が同じ場所で昼食を楽しんでいる場面を見て、「ハラカドにもクリエイターとお客様が交わる場所を作りたい!」と声をかけたことが今回の 「HOW’z」 のオープンにつながった。
店名である HOW‘z は「How was your day? =今日どうだった?」に由来する造語。「うなぎパイ」のキャッチコピー “夜のお菓子” にも込められれている「一家団らんのひととき」「温故創新」を象徴する言葉としても名付けられている。
また、ハラカドが建つ神宮前交差点付近は、1960年から1970年代にかけ「セントラルアパート」を中心に、ファッションやデザイン等あらゆる分野のクリエイターたちがカルチャーを生み出してきた。HOW‘z にはそんなクリエーターが集まる場所であること HOW + s = “工夫と創造の集合”、また全国各地の魅力発信拠点であることから Houses = “みんなの家・地元“ の意味などが込められているという。
そして、「CREATE by LOCAL」をテーマに、全国の生産者に会いに行き、厳選した食材や137年間菓子屋として培ってきた職人の手わざが光るオリジナルのお土産菓子、クリエイターとコラボレーションした器やカトラリーなどの HOW’z 限定グッズを取り扱い、原宿から地域の魅力を全国へ発信。日本の伝統とカルチャーの融合が生む新たな食体験の提供を目指す。
クリエーターとともに進化していくレストラン
デザインを担当するのは、出店のきっかけでもある株式会社れもんらいふのアートディレクター・千原徹也。HOW’z のアートディレクターとしてロゴをはじめ、店舗で使用する包材やお土産菓子等をデザインしている。
また現在、撮影スタジオや制作会社が点在する渋谷・原宿エリアで差し入れに使えたり作業しながら片手で食べられる “名物” を千原をはじめクリエイターと一緒に開発中とのこと。
さらに HOW's のオープンは完成ではなく、これから出会うクリエーターと一緒につくっていきながら、食を通してさまざまな人々が交わる場所、ローカルとカルチャーが交わる場所を目指したいとしている。
またひとつ、ハラカドに訪れるのが楽しみな店が増えて嬉しく思う。
千原徹也 (ちはら てつや)
アートディレクター/株式会社れもんらいふ代表
1975年京都府生まれ。広告(H&Mや、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿他)企業ブランディング(ウンナナクール他)、CDジャケット(桑田佳祐 「がらくた」や、吉澤嘉代子他)ドラマ制作、CM制作などさまざまなジャンルのデザインを手がける。
またプロデューサーとして「勝手にサザンDAY」主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」発起人、富士吉田市の活性化コミュニティ「喫茶檸檬」運営など、活動は多岐に渡る。
そして、ついに長年の夢だった映画監督としての作品「アイスクリームフィーバー」が2023年7月に公開。株式会社れもんらいふは2024年4月に事務所をハラカド3階に移転。
HOW’z
所在地:東京都渋谷区神宮前六丁目31-21 東急プラザ原宿「ハラカド」3階
営業時間:11:00~23:00
客席数:約80席
定休日:1月1日 他不定休 (施設に準ずる)
Instagram:https://www.instagram.com/howz_harakado/
春華堂
https://www.shunkado.co.jp/