CULTURE | 2025/06/06

画家・阪本トクロウの個展
「夜の底」 が東京・目黒 EVERANDARTにて開催

新作発表と音声ガイドによる制作作品紹介を同時開催

FINDERS編集部

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暗闇のなか、ほのかな灯りをすくい取った阪本トクロウの最新個展

アートプロジェクトデザインとエリアマネジメントを手がける株式会社Embedded Blueが運営する東京・目黒のアートスペースEVERANDARTは、2025年5月31日(土)~6月15日(日)の期間、画家・阪本トクロウによる個展 「夜の底」を開催する。

山梨県生まれ、東京芸術大学日本画専攻卒の画家・阪本トクロウは、どこにでもありそうでどこにもない風景を描き出す画家だ。

新作と同時にこれまでの作品制作を紹介する本展では、静けさの中に潜む風景の奥行きを淡々と描き出し、夜という時間帯に焦点をあてた新シリーズを発表する。

地方都市に佇むコンビニを中心とした、日常にありふれたモチーフが、作家独自の “自らの空洞を意識しながら世界を見た、その一断面を提示する「中空」というテーマ” で描かれている。

タイトル:「夜の底」 / 2025年 / アクリル・麻布 / 1000×1000mm

尚、会場では音声ガイドを通じて代表作を含む全18点の展示作品の制作背景も紹介されている。

詳細については、公式ウエブサイトをチェックして欲しい。

作家ステートメント

日常生活の中から作品を作っています。 モチーフは、どこにでもあって多くの人が見たことがあるもの、あまりに当然のように存在しているものが多いです。

今回の個展では夜の風景を描きました。 朝の光も 昼の気怠さも夕方の変化も好きですが、夜の風景にも惹かれます。 夜は色々なものが見えないからかもしれません。 情報が少なくなることで見えてくる風景というのもあるのでしょう。

コンビニは地方都市に住んでいる私の周りにもたくさんあり、夜 ポツンと光っています。その姿をできるだけ即物的に描きました。

阪本トクロウ
1975年、山梨県に生まれ、東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業、その後、早見芸術学園 日本画塾を修了。以降、上野の森美術館 VOCA展や、吉祥寺美術館での個展など、精力的に作品を発表している。その他、2004年のシェル美術賞、2005年のトーキョーワンダーウォール、2006年の東山魁夷記念 日経日本画大賞など、数々の入選を果たしている。

阪本トクロウ 個展「夜の底」会期:2025年5月31日(土)~6月15日(日)営業時間:11:00~18:00 (初日は20:00まで営業)
休廊日:月・火曜日
会場:EVERANDART(エバランダート)、MEGURO MARC ホール(同施設内) 入場無料
住所:東京都品川区西五反田3-3-2 プラウドタワー目黒MARC1階

阪本トクロウ Instagram
https://www.instagram.com/tokuro_sakamoto/

EVERANDART公式サイト
https://www.everandart.com/

EVERANDART公式Instagram
https://www.instagram.com/everandart/