文:FINDERS編集部
新開発リング型ドライバーユニットで自然な装着感を実現
2月16 日、ソニーは完全ワイヤレス型ヘッドホン「LinkBuds」の発売を発表した。
これまでのイヤホンと決定的に異なるのは本体が「リング型」になっていること。新開発のリング型ドライバーユニットを搭載することでこの構造を実現した。
このリング構造はというと、言わずもがな周囲の音を聞き取るためのものだ。例えば後ろから迫る自動車や、レジの店員さんの声、オフィスで突然話しかけてくる同僚にも、イヤホンを外すことなくスムーズに対応できそうだ。
また、自動で再生音量を調整する「アダプティブボリュームコントロール」機能は、周囲の騒音レベルを適切に判断して、自動で再生音量を調整してくれるという。耳をふさがない開放的な構造でありながら、周囲の環境に応じて快適な音量で楽しむことができるということだ。
Google アシスタントとAmazon Alexaの2種の音声アシスタントにも対応している。
本体バッテリーは約5.5時間、付属のケースで充電すると合計でおよそ17.5時間の利用が可能とのこと。防滴性能はIPX4相当で、このあたりは一般的な完全ワイヤレスイヤホンと変わりなさそうだ。
これまでのオープンイヤー型イヤホンといえば、同社が2018年に発売した「Xperia Ear Duo」などを含めて、音質や使い勝手を犠牲にしたものがほとんどであったが、今回発表されたLink Budsはそんな常識を打ち破るプロダクトになるかもしれない。
発売は2月25日。各ソニーストアで展示も開始しているとのことだ。