文:滝水瞳
事実は小説より奇なり。フィクションの中でしか起こりえない不気味な出来事が起こったら、あなたならどうするだろうか?
米国ニューヨーク市の賃貸アパートに住むサマンサ・ハートソーさんが3月4日に投稿した世にも奇妙な4本の動画が大きな話題となっている。
バスルームの異様な風を感じて
ハートソーさんはある日、冷たい風が部屋のどこかから入り込んでいることに気が付いた。ヒーターを付けても寒いと感じたハートソーさんは部屋中を調べてみると、風はバスルームの壁にかかった鏡の後ろから吹いていた。
鏡と壁の隙間から風が吹くことに違和感を覚えたハートソーさんは、その原因を探るため鏡を外してみることに。すると、鏡の後ろの壁には大きな穴が開いていた。そして、その穴は、今までに見たこともない別の部屋へと続いていた。驚いたハートソーさんは自宅に呼んだルームメイトとともに撮影をしながらその穴の中に入ることにした。
頭に懐中電灯を取り付け、マスクを装着したハートソーさん。ハンマーを片手に、穴の中に入り、その部屋へと向かった。
ハートソーさんが部屋に入ると、そこは誰も住んでいない別の一室だった。黒いゴミ袋や設用の材木などが散らばっていた。ハートソーさんはこの奇妙な部屋の玄関に鍵を掛け、自身の部屋に戻っていった。
ハートソーさんは「好奇心は身を滅ぼすとは言いますが、私の身が滅びるかと思いました」「バスルームの奥に何があるか分からなかったわけですから」と『NBC New York』 のインタビューに答えている。「ルームメイトは私が死んでしまうと思っていたようです」「私が戻ってきた時、ルームメイトは興奮していました」と振り返った。暗がりの部屋に入ったハートソーさん自身も恐怖心はぬぐえず、普通に歩いているように見せながらも、瞬時に振り返るなどして周りを何度も見回したという。
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