EVENT | 2019/01/05

【宇田川裕喜(バウム)】2019年イノベーターが選ぶコレが来る!!

新年あけましておめでとうございます。今年FINDERSは創刊2年目を迎えます。そこで、年始企画として昨年、FINDERS...

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新年あけましておめでとうございます。今年FINDERSは創刊2年目を迎えます。そこで、年始企画として昨年、FINDERSに登場してくださった方々に2018年の私的ベスト1と2019年はコレが来る!という予想、そして2019年に挑戦してみたい仕事を挙げていただきました。

今回、登場するのはバウム代表取締役の宇田川裕喜さんです。

デザイン:大嶋二郎

宇田川裕喜

株式会社バウム 代表取締役

東京都生まれ。一行の文章も商品も街も、人が関わる「場」だと捉えてブランディングやデザインを行う。2012年より米国・ポートランド、2016年からデンマーク・コペンハーゲンでも活動を開始。西海岸的な未来志向な仕事の進め方、北欧的な生活文化の価値観をもって、関わる仕事においては経済価値、個人益、社会益の鼎立を目指すのが信条。主な仕事にコーヒー「Coffee Wrights」、アート展「BENTO おべんとう展 ―食べる・集う・つながるデザイン」、果実酒「サノバスミス ハードサイダー」、街づくり「大手町・丸の内・有楽町エリア」、街ブランディング「ポートランド」、市民大学「丸の内朝大学」、複合施設「渋谷キャスト」、スポーツ用具「MIZUNO MADE IN JAPAN」「MIZUNO 1906」、イベント「小屋フェス」、書籍「発行文化人類学」、キャンプ場「Hytter Lodge&Cabins」。

デザインとは意図のあるかたち。「場生む」ブランディングディレクターの頭の中 |株式会社バウム 代表取締役 宇田川裕喜氏

1:2018年のヒト・モノ・コトの中で「私的ベスト○○」1つ

この12月から丸の内仲通りに街のブランディングフラッグが架かっています。街づくりまわりのお仕事でいろいろとコピーは書いてきてるのですが、街で働く人、来る人に向けて街からの定常的なメッセージをつくることは、ずっと挑戦したみたかったお題でした。外国からの来街者も多いということで英語を使ってというご依頼。いつもは英語のコピーライティングはポートランドのアライアンス会社と一緒につくるのですが、今回は日本人にもしっかりとエールになるようなことを日本チームだけでつくりました。「Your Startline/Your Destination」、「Your Tailor/Your Chef」など、場としての街のあり方や、街の機能を擬人化したりして展開し働く人や遊びにいらっしゃる人へのエールやメッセージをお届けしています。

2:「2019年はコレが来る!」と思っているヒト・モノ・コト

今改めて2019年ヒット予測を見てみるとベスト30にも入ってないんですよ、ラグビー。ラグビーワールドカップがあるのに。実はラグビーやってたのでここはラグビーワールドカップを推しておきます!ルールがわからないとか選手を知らないとかサッカーに比べてとっつきやすいポイントに欠けているのですが、国際試合の空気は特別なものがありますからぜひ行ってみてほしい。高校生の時、ニュージーランド代表が来日した試合を観に行ったんですが試合もよかったけど、観客の上がり方もまたサッカーとは違っていて。ワインボトル片手に盛り上がるニュージーランドの愉快な皆さんの姿を今でもよく覚えています。せっかくの機会なのでピクニックやBBQに行くような気分で友達誘っていってみてください。楽しいですよ。

3:2019年に挑戦してみたい仕事

2018年は劇的に外国からのブランディングのお問い合わせが増えました。基本的にはずっとご紹介いただくことが多かったんですが、突然ご連絡いただくことも増えていて。「来週東京行くから打ち合わせしましょう」なんて唐突にメールが入って、アメリカから到着したばかりの初対面の人とお話してたりするのって新鮮で。なので2019年も未知なる出会いに期待しつつ、国際的なお仕事は増やしていきたいと思います。企業のお仕事だけでなく、小さな規模で草の根から一緒に作ってきた飲食物も海外にでていってますから、その動きも大きくしていきたいです。

国内のお仕事も街の仕事が多いですから、最近は外国人の皆さんのことを考えながら進めることが多いです。どうしても経済的な利益の側面に光があたりますが、社会的利益というか、例えばそこから若い人がどういい刺激をうけられるようにするかとか長い視点を持って価値の開発にあたっていきたいです。


株式会社バウム