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異例の話題作『ザ・エレクトリカルパレーズ』はいかにして作られたのか?監督の奥田泰に訊く
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  • 2021.01.22
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異例の話題作『ザ・エレクトリカルパレーズ』はいかにして作られたのか?監督の奥田泰に訊く

黒幕の芸人が突然のコント!ラストの演出の意図とは?

―― 出演者のラインナップはどのように決めましたか?

奥田:まずエレパレ以外のメンバーから話を聞いていこうと考えました。それで最初に取材したのがもぐら君。どう使うか分からないけど、とりあえずインタビューを撮ってみようと。次に劇場に来ていたオズワルドに声を掛けました。その後、『ニューラジオ』が自粛期間中に毎日配信している時、全員17期のガーリィレコードチャンネルが出てくれたんで、ついでに撮らせてもらいました。

吉川きっちょむ(写真提供 ニューヨーク Official Channel/OmO)

―― 本格的に自粛期間に入る前に、まず3つのインタビューが撮れていたわけですね。

奥田:実はこの後に、ニューヨークの最初のシーンを撮ってるんです。最初にNSCについて説明するために、あえて取材を始めることを告げるシーンを撮影しました。その後、遊佐亮介君、侍スライス、きょん君(ラフレクラン)、吉川きっちょむ君、宮崎拓也君(ワラバランス)、山脇わきコ君と話を聞きました。

中心メンバーだった宮崎君の話を聞いた段階でエレパレの全容が分かったので、コロナもありましたし、他のメンバーにはあたりませんでした。そして黒幕(編注:インタビュー時は名前があがったが、ネタバレになるため伏せる)の元相方である桜井智宏君に話を聞いて、最後に黒幕にぶつかるシーンを撮りました。

きょん(ラフレクラン)(写真提供 ニューヨーク Official Channel/OmO)

―― 黒幕との対決は非常にスリリングでした。ラストで黒幕にあることをやらせていますね。あの演出はどういう意図があったのでしょうか?

奥田:最初はああいうコントのような終わり方もいいかなと思って用意したんです。だけど、僕は彼が本音ではやりたかったことなんじゃないかという思いがあって、コントだったら出来るでしょということでやってもらったところはあります。

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