LIFE STYLE | 2024/12/09

知る人ぞ知る逸品 「めぼう」?漁港で働くYouTuber
「へんな魚おじさん」が激おすすめする東伊豆の名産品が
オンラインストア「へんおじの物産展」にて販売中

食品ロスの削減を目指したYouTuberによる販路創出の取り組み

文・写真:Carry On提供 編集:カトウワタル(FINDERS編集部)

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イカ1杯から採れる 「めぼう(イカの口)」 はたった1個だけ

「きまぐれクック」 をはじめ、食系YouTuberが数多く所属し、SNSの発信力を活かし一次産業の活性化を目指しているインフルエンサー・クリエイターの所属事務所 Carry On は、同社の水産事業部が運営している 「うお樹水産」 と、YouTuber「へんな魚おじさん」のオンラインストア 「へんおじの物産展」 にて 「めぼう(イカの口)」 の販売を開始した。

静岡県東伊豆の名産品である 「めぼう」 は、イカの口の部分を指す食材。
その形状がトンビ(とんび)のくちばしに似ていることから、「いかとんび」 と呼ばれることもある。(本記事では以下 「めぼう」 と表記)

イカ1杯から採れる 「めぼう」 はたった1個だけという、非常に希少な部位であるため、貴重な食材としても知られている。噛めば噛むほど濃厚なイカの旨味が口の中に広がり、クセになる美味しさが特徴だ。某テレビ番組でイカ好き芸人によって紹介されたこともあり、その魅力を知る人の間では広く知られる有名な逸品。

以下の 「へんな魚おじさん」 のYouTube動画では、 「めぼう」 のおすすめの食べ方も紹介されている。(13:00頃から)

YouTuube 「へんな魚おじさんの寝言」

オススメの食べ方としては、オーブンやグリルで軽く炙るだけで外は香ばしく、中はジューシーに仕上がるといい、味付けはマヨネーズと七味、またはシンプルな塩とレモンのなどがマッチするほか、バター醬油などもおすすめだという。

オーブンやグリルで軽く炙り、シンプルな味付けで

後継者不足や食品ロス削減などの課題も

現在、イカの漁獲量は年々減少傾向にあり、全国いか加工業協同組合のデータによると、2000年には約33万トンあったスルメイカの水揚げ量は2018年には約4万7千トンと、約20年で8分の1までに減少している。*

*出典:https://nohaco.jp/magazine/1412

また、「めぼう」 は静岡県伊東市などでは名産として親しまれている部位だが、食べる習慣のない地域では破棄されてしまうという。さらに 「めぼう」 には、中に黒色の硬い骨のような物がありひとつずつ取り除く必要があり処理する工程も手間がかかり、破棄されやすい。そのため 「めぼう」 を扱う企業ももともと多くはなく、一次産業全体での若者離れも重なり 「めぼう」 の後継者問題も深刻化している。

そこでこの度、食品ロスの削減はもちろん、伝統的な食文化を継続していくためにも、YouTuberを起用し販路の創出や拡大をはかるため、Carry On の水産事業部が運営している 「うお樹水産」 と、YouTuber「へんな魚おじさん」のオンラインストア「へんおじの物産展」にて「めぼう(イカの口)」の販売に至った。

へんな魚おじさん
愛知県南知多豊浜漁港の “さかな広場” で働いている通称 「へんな魚おじさん」。へんな魚はもちろん、いろんな魚を紹介して魚の美味しさを伝えられるように日々動画を投稿中!

一般の方にとっては、食べる機会の少ない 「めぼう」 だが、この機会に是非取り寄せてみてはいかがだろうか。希少な東伊豆の名産品を味わいながら、一次産業が抱える問題に関心を持っていただけると幸いだ。


へんな魚おじさんの寝言【Weird Fish Dude & Beard Brother】https://www.youtube.com/@weirdfishdudebeardbrother1161 

へんおじの物産展
https://henoji.theshop.jp/ 

うお樹水産
https://uokisuisan.theshop.jp/