本棚劇場を彷徨いながら、記憶の欠片を集める没入型リアル謎解き
目が覚めると、自分が誰なのか思い出せない——そんな設定から始まる謎解きは、参加者自身が主人公になり、失われた記憶の欠片を辿っていく体験である。舞台となるのは、世界的建築家・隈研吾氏が建築デザインを監修した角川武蔵野ミュージアム。約2万2千冊の本に囲まれた「本棚劇場」をはじめ、館内の展示や書架そのものが謎解きの手がかりになる点が大きな特徴だ。
株式会社KADOKAWAは、株式会社角川メディアハウスとの共催で、埼玉県所沢市のところざわサクラタウン内・角川武蔵野ミュージアムを舞台にしたリアル謎解きゲーム「謎めくミュージアムと記憶の欠片」を2026年11月5日(木)より開催する。2025年8月に初開催され、好評を得たという周遊型謎解きイベントの第2弾であり、今回は記憶をテーマにした新たな物語が用意されている。
記憶を失った主人公は、不思議なフクロウの番人「ページュ」とともに、絵本『きおくのきろく』を完成させることを目指して館内を巡る。紙の「謎解きキット」と専用Webページを併用しながら、既存の展示物を生かした謎解きを進めていく構成で、ミュージアムの空間に合わせて新たに制作されたビジュアルとストーリーが、紙の謎解きにとどまらない没入感を生んでいる。
難易度はヒント機能も用意された初心者〜中級者向けで、謎解き未経験者でも取り組みやすい。想定プレイ時間は移動を含めて2時間程度で、謎を解くだけでなく、建築空間そのものをじっくり歩いて味わう時間としても設計されている。休日の過ごし方に新しい選択肢を探している人にとって、建築鑑賞と謎解き体験を同時に楽しめる企画だと言えるだろう。
謎解きイベントの開催に合わせて、角川武蔵野ミュージアム2階の「KadoCafe」では期間限定のコラボメニューを提供する。「謎めくミュージアムと記憶の欠片」コラボプリントラテ(HOT/ICE)は850円(税込)で、2026年11月5日(木)からイベント開催期間中に販売される。対象メニューを注文すると、作中のキャラクターがプリントされたラテとともに、全3種のうちランダムで1枚が配られるオリジナルの謎付きコースターがもらえる仕掛けだ。謎解きを楽しんだ後、物語の余韻をカフェタイムに持ち越せる導線になっている。
企画制作を手がけるのは、2013年設立の株式会社ハレガケ(NAZO×NAZO劇団)である。「その場所ならではの魅力」を生かした参加者体験型イベントを強みとし、これまでに700件を超える企画を手がけてきた実績を持つ。舞台となるところざわサクラタウンは、2020年11月にKADOKAWAが所沢市に開業した大型文化複合施設で、角川武蔵野ミュージアムのほか、書籍製造・物流工場やオフィス、商業施設などが集まる。所沢市の後援を受けている点からも、地域の文化拠点としての性格を強めるイベントであることがうかがえる。
謎解きを目的に訪れても、建築や本棚劇場という空間そのものを楽しむ時間になる構成であり、ミュージアムを訪れたことがある人にとっても、新しい角度から館内を見直すきっかけになりそうだ。記憶をテーマにした物語と隈研吾建築が生み出す空間を同時に味わいたい人は、11月5日以降の休日に予定を組んでみてはいかがだろう。
ところざわサクラタウン×リアル謎解きゲーム「謎めくミュージアムと記憶の欠片」
開催日:2026年11月5日(木)〜
休催日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)
販売時間:10:00〜18:00
最終入場:17:30
会場:角川武蔵野ミュージアム(ところざわサクラタウン、埼玉県所沢市)
料金:2,200円(税込)
(別途角川武蔵野ミュージアム4階エディットタウンエリアへの入場料が必要)
チケット販売場所:角川武蔵野ミュージアム2階 ロックミュージアムショップ
想定プレイ時間:2時間程度(移動時間含む)
主催:株式会社角川メディアハウス
共催:株式会社KADOKAWA
協力:角川武蔵野ミュージアム
後援:所沢市
企画制作:株式会社ハレガケ(NAZO×NAZO劇団)
公式サイト
https://tokorozawa-sakuratown.com/