AIが人の顔を自動的にモザイク処理する｢プライバシーマスキング｣機能を搭載
観光望遠鏡として初めて ｢AI｣ 機能を搭載し、かつ撮影もできるスマート観光望遠鏡dXscope(ディエックススコープ)を販売している株式会社DXスコープは、4月1日より沖縄県の美ら海水族館にdXscopeを設置、稼働が開始したことを発表した。dXscopeが公共の場に設置される初の事例となる。
美ら海水族館は、年間216万人(2022年度)の来場者数を誇り、同水族館から見渡す美しい海は、毎年1月から4月にかけ沖を行くザトウクジラの姿を見ることができる ｢クジラの見える水族館｣ としても知られている。
今回設置されたdXscopeは、40倍光学レンズを搭載し10.1インチの大型ディスプレイで、家族や友人と一緒に見ることができるほか、画像や動画ファイルを好きなファイル名やロゴ、日付データなどと一緒にスマートフォンに保存することも可能だ。料金についても従来のようなコイン(現金)ではなく、スマートフォンによるキャッシュレス決済となる。
尚、今回dXscopeの目玉であるAI機能により、人の顔が自動的にモザイク処理されたり、今度は設置場所から見える観光名所(山・川・湖・建造物など)も自動的に表示されるようになるという。(2024年6月以降の予定)
導入した美ら海水族館によると、dXscopeのようなこれまでにないアクティビティの提供により、新たな収益拡大につながればと期待を寄せている。
dXscopeは現在、全国16都道府県(25カ所)への設置が予定されており、準備が整い次第稼働を開始するとしている。今後の拡がりやさらなる機能向上などにも期待したい。
開発元：dotBravo株式会社 https://www.dotbravo.tech/
販売元：株式会社DXスコープ https://dxscope.jp/
問い合わせ先：imai@dxscope.jp