世界的プラネタリウム･クリエーター大平貴之が制作するオリジナル作品
千葉県立現代産業科学館は、世界的に有名なプラネタリウム・クリエーター 大平貴之が制作・上映するオリジナル作品の上映会を2024年8月9日(金)から29日(木)まで行っている。大平が開発した画期的な投影システム「MEGASTAR-FUSION」にて上映され、直径23メートルの大スクリーンに限りなく自然に近い星空が再現されるという。
大平は小学生の頃からプラネタリウムの自作に取り組み、それまでの常識をはるかに超える投影機を次々と開発。現在は、日本のみならず世界各地にプラネタリウムを設置するほか、イベントプロデュースや他分野とのコラボレーションなど活躍の場を広げている。現代産業科学館では、2006年から作品の上映を行っている。
今回上映される作品は、光学レンズ式とデジタル式を融合した「MEGASTAR-FUSION」で臨場感ある星空が再現される。プラネタリウムには光学レンズ式とデジタル式があり、光学レンズ式は鮮明な星の再現が可能だが、風景などの映像を重ねることは難しい。一方、デジタル式は映像を重ねることは可能だが、鮮明な星を再現することができなかった。
今回大平が開発した「MEGASTAR-FUSION」は、その両者を融合した技術で、光学式で鮮明に再現した星に、デジタル高画質プロジェクターで風景や飛行物などの映像を重ねることで、現代産業科学館の23メートルの大スクリーンに臨場感ある星空を再現できるという。
オリジナル作品から人気の3作品が上映
上映される作品は、いずれも大平によるオリジナル作品から人気の3作品。直径23メートルの大スクリーンに見事な星空と千葉県内外や世界中の美しい景色などが鮮やかに映し出される。
最初に紹介する作品は、「千葉の星めぐり―150年の歩みとこれから―」。小湊鉄道の線路沿いや、養老渓谷の神秘的な空間、産業の発展を感じる東京湾岸の工場群など、千葉県内で見られる星空の下へと導かれる作品だ。
続いて、東京都心や横浜みなとみらいの夜景を楽しんだ後、鉄道に乗って山奥に向かうと目の覚めるような光景が広がる「星のある風景―旅―」。
そして最後に紹介するのが、「Ancient Stars―50万年前の星空―」。人類が文明への階段をのぼりはじめた時に、私たちの遠い祖先がどんな星空を見上げていたのか、人類のルーツを探す旅を表現するという。
各プログラムの上映時間は、下記や公式ホームページを参照してほしい。また、8月17日(土)、18日(日)には大平貴之が来館し、解説会も行う予定だ。
夏休みのお出かけに、涼しい館内で世界的プラネタリウムクリエーターの作品を満喫してみてはいかがだろうか？
プラネタリウム上映会 MEGASTAR-FUSION
～あなたの好きな星空を見つけに来ませんか？～
会場：千葉県立現代産業科学館 (千葉県市川市鬼高1-1-3)
会期：8月9日(金)～8月29日(木) ※8月19日(月)は休館
上映時間：1日5回上映、各回30分 ※要事前予約、一部日程で延長あり
予約方法：上映7日前から予約開始 (先着順)
料金：一般500円、高校生･大学生250円 (入場料含む)
各プログラム上映時間
｢千葉の星めぐり―150年の歩みとこれから―｣
8月9日(金)～29(木) 11:00～11:30、15:45～16:15
※8月23日(金)、25日(日)は13:15～13:45、17:00～17:30
｢星のある風景―旅―｣
8月9日(金)～18(日) 9:45～10:15、14:30～15:00
8月20日(火)～29(木) 13:15～13:45
※8月23日(金)、25日(日)は14:30～15:00
｢Ancient Stars―50万年前の星空―｣
8月9日(金)～18(日) 13:15～13:45
8月20日(火)～29(木) 9:45～10:15、14:30～15:00
※8月23日(金)、25日(日)は11:00～11:30、15:45～16:15
予約･公式ホームページ
https://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/exhibition/page-1692951416375/
会場交通
･JR総武線｢本八幡駅｣または｢下総中山駅｣ 徒歩約15分
･京成本線｢鬼越駅｣ 徒歩約13分
･都営新宿線｢本八幡駅｣ 徒歩約20分
･自動車｢京葉道路京葉市川インター｣約5分
問い合わせ
千葉県立現代産業科学館
TEL：047-379-2000
E-MAIL：gensan@mz.pref.chiba.lg.jp
ホームページ：https://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/