重量物設営が難しい環境に対応する約11kg、幅6.8mの軽量･巨大ディスプレイを提案
テクノロジーを駆使し新たな表現を追求するクリエイティブ集団、エムプラスプラス株式会社は、制御デバイス・バッテリーを含め約11kgという軽さを誇る新しい布LEDディスプレイ ｢LED MEGA MESH｣ を発表した。
この製品は、2023年に発表された ｢LED VISION DRONE｣ を基に開発されました。｢LED VISION DRONE｣ は、縦6.8m横2.6m、重量約11kgの布LEDディスプレイをドローンの機体下部に搭載し、阪神タイガースの ｢ウル虎の夏 2023｣ などで使用されたものだ。
エムプラスプラスによると、｢LED VISION DRONE｣ の発表以降、布LEDディスプレイについてさまざまな利用用途を求める問い合わせが殺到、これに応えるため、ドローン以外で利用する方法の実験を重ね、巨大布LEDディスプレイを人間が持ち運びできる治具を設計、応用方法を開発したという。
利用用途としては、スポーツをはじめとしたイベントやフェス、ライブコンサート、デジタルサイネージなどさまざまなシーンが考えられる。以下のYouTube ｢mplusplus_official チャンネル｣ では、こうしたシチュエーションを想定したプロダクト動画も公開されているのでぜひチェックして欲しい。
縦6.8m 横2.6m のサイズにフルカラーLED 17,280個を搭載
｢LED MEGA MESH｣ のスペックは、縦6.8m横2.6mのサイズでフルカラーLED17,280個を搭載、そして驚くことに布LEDディスプレイ本体・制御デバイス・バッテリー込みの総重量はなんと約11kg、折りたたむとスーツケースに収納して運搬することも可能だ。LEDの仕様、無線LED制御デバイス、バッテリーなど、全てエムプラスプラス自社で設計・製作している。
エムプラスプラスでは、こうしたLED関連製品の開発を得意としており、さらに大きなサイズの物や、LEDピッチなどのカスタマイズから、人型や商品のシルエットをかたどった布LEDディスプレイの製作にも対応している。
｢LED MEGA MESH｣ の登場により、さまざまなシーンにおいて映像表現の可能性が拡がったことは言うまでもない。今後、展示会やカンファレンスなどの分野でも利用することで、圧倒的かつインパクトのある演出を試してみたい。
MPLUSPLUS / エムプラスプラス
演出家、振付師、サウンドクリエイター、ロボティクスエンジニア、ハードウェア/ソフトウェアエンジニアなどの幅広い領域を独自で賄うクリエイティブ・チームとして2013 年に設立。無線同期の安定性、音・映像・光を駆使した演出ノウハウで、新たな表現を実現させている。
WBC2023 東京ラウンドオープニングセレモニーやF1ラスベガスGPのオープニングセレモニーなど国際的なイベントから企業の企画まで多数の総合演出を担当。オリジナルプロダクトによるパフォーマンスを展開するM++DANCERSのほか、2022年には、オリジナルプロダクトでパフォーマンスの制作を行うMPLUSPLUS STAGE株式会社も設立。2022年の ｢アメリカズ・ゴット・タレント｣ 出演に続き他の国でも披露することが決定している。
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