文:FINDERS編集部
チームラボのミュージアムもさらに進化してオープン
森ビルが2023年11月24日に複合タワーとして開業予定の「麻布台ヒルズ」。「緑に包まれ、人と人をつなぐ広場のような街- Modern Urban Village -」をコンセプトにオフィス、住宅、商業・文化施設、教育機関、医療機関を備える。
そんな同ビルには、いくつかのミュージアム、ギャラリー、そしてイベントスペースがオープンする。いくつかご紹介しよう。
トーマス・ヘザウィックの個性的な建築が目を惹くガーデンプラザのMB階(中地階)には「麻布台ヒルズ ギャラリー」がオープン予定だ。
美術館仕様の施設・設備を備え、アート、ファッション、エンターテイメントなどさまざまなジャンルの文化発信を行う文化施設の役割を担う。

オラファー・エリアソン 《蛍の生物圏(マグマの流星)》 2023年 撮影: Jens Ziehe © 2023 Olafur Eliasson
11月24日の開館を記念して麻布台ヒルズのパブリックアートも手掛けたオラファー・エリアソンによる展覧会が行われる予定だ。
また施設内には、展覧会やイベントとの連携も行われる「麻布台ヒルズ ギャラリー カフェ」や、ポップアップショップの開催が予定される「麻布台ヒルズ ギャラリー スペース」なども併設される。
同ビルの文化施設として森ビルとチームラボが共同で手がけた東京・お台場のミュージアム「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が、2024年1月に「麻布台ヒルズ」に移転オープンし、新たな作品や日本未発表作品も展示される。

Ⓒチームラボ
そして約6000㎡の中央広場にも様々な機能が備わっている。
広場の中心に位置する「麻布ヒルズ アリーナ」は、ビルの低層部のデザインを担当したヘザウィックスタジオが手掛ける特徴的な大屋根「The Cloud」のもと、雨天にも対応した屋外イベントを実施できるエリアとして活用される。また550㎡の芝生エリアや、イベントスペースとしても使用できる「麻布台ヒルズカフェ」も併設される。

約6000m²の広さを誇る緑豊かな中央広場(イメージ)ⒸDBOX for Mori Building Co., Ltd. - Azabudai Hills
設備の詳細や今後の展示・イベント内容など全貌は明らかになっていないが、アートだけでなくファッション、エンターテイメントなどさまざまな文化の発信拠点として新たな試みやイベントが行われることに期待したい。