文:岩見旦
2月2日に放送された日本テレビ系「マツコ会議」での、マツコ・デラックスの発言が的確で、クリエイターにとって勉強になると話題だ。
マツコのいる会議室と話題の場所を中継でつなぐ番組で、この日はコミックエッセイの編集部から中継。コミックエッセイとは、作者の実体験に基づき身の回りの出来事や感想をつづった漫画で、近年の代表例として矢部太郎著『大家さんと僕』などがある。
2冊目の壁にぶち当たっているコミックエッセイ作家に喝!
同番組には、1冊目を出版したものの「2冊目の壁のぶち当たっている」という小林潤奈さんが登場。ぽっちゃりした姉とのほんわかした日常漫画を投稿したInstagramはフォロワー11万人超えと人気を誇ったものの、書籍にすると7,000部止まりで続編には至らなかったという。
これを聞いたマツコは、バッサリと一刀両断。
さらに非モテであることをアピールする小林さんに、マツコは作家の心得を伝授した。
シュワルツェネッガーが危険な題材!?
続いて登場したのは、新人賞に応募し続けるも出版に至っていない女性。アーノルド・シュワルツェネッガーに対する熱意を漫画にする構想を語ると、「切り口的には面白いかも」と評価するも、次のように注意を促した。
そして出版に向けて励む女性に、具体的なアドバイスをした。
元編集者の片鱗を見せたアドバイスに反響!
番組が放送されると、Twitter上は「すごい説得力」「マツコのアドバイスが的確で感心」「今までの回と見るからに熱量が違って面白い」「辛口だけどきちんと受けとめてアドバイスしてる」など、いつも以上に多くの反響が寄せられた。
マツコがいつも以上に切れ味鋭いコメントを繰り出したのは、タレントになる前に雑誌編集者として活動していたからだろう。自分の畑なだけに、特に力が入ったに違いない。さらに、異質の人として芸能界で成功を掴んできただけに、発言の説得力がやはり違うものがある。